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初代鉄人の想いと味を受け継ぐ!「日本一ラーメンがおいしい町」の絶品ごま味噌ラーメン(上川町)

上川町は大雪山連峰の麓にある人口3,200人ほどの小さな町。大雪山の秀峰「黒岳」の登山口には、北海道有数の温泉街である『層雲峡温泉』があり多くの観光客が訪れます。

この上川町が日本一と誇るのが“ラーメン”。今回は、上川町で師匠の想いと味を受け継ぎ“二代目鉄人”を名乗るラーメン店「二代目鉄人たかはし」をご紹介します。

上川町はラーメンがおいしい町

ラーメンを通じた地域おこしを目指し、上川町のラーメン店15店舗が参加して1986年に設立されたのが『上川町ラーメン日本一の会』。大雪山の清らかな湧き水を使った麺とスープでラーメンを作っていることから、“日本一ラーメンがおいしい町”とPRしています。

この会の設立を呼びかけたのが、今は亡き初代鉄人「ラーメンの鉄人 しばやま」の店主・柴山昌春さん。

柴山さんは体調を崩して2018年にお店をたたみましたが、その店舗を受け継いだのが「二代目鉄人たかはし」の店主・高橋圭介さんでした。

開業のきっかけは地域おこし協力隊

当初15店舗だった『上川町ラーメン日本一の会』ですが、その後は加盟店の閉店が相次いでいました。そして、「ラーメンの鉄人 しばやま」が閉店して5店舗になったことで危機感を抱いた上川町役場は、ラーメン店の開業を目指す地域おこし協力隊員の募集を行ったのです。

そこに名乗り出たのが、中華料理店で働いた経験を持つ旭川市出身の高橋さん。

高橋さんは地域おこし協力隊員として、『上川町ラーメン日本一の会』に加盟しているお店を3か月ごとに修行して回り、ラーメン作りを基礎から学びました。

そして最後に、初代鉄人・柴山さんに秘伝の味を教えてもらい、2020年9月の開店にこぎつけました。

一番人気は初代鉄人の味を受け継ぐ「ごま味噌ラーメン」

「二代目鉄人たかはし」の一番人気は、初代鉄人から受け継いだ『ごま味噌ラーメン』です。

合わせ味噌のスープには野菜とチャーシューがのり、その上から電動ごますり機ですられた白ごまがたっぷりと振りかけられています。

『ごま味噌ラーメン』は味噌とごまの相性が抜群! スープを口に運ぶとすりたてのごまの香りが口の中いっぱいに広がります。

スープを飲み進めると、丼には“ラーメン日本一上川町”のイラストと、「ラーメンの鉄人 しばやま」の前の店名「喰処 ゴードーしばやま」の文字が! 店舗と一緒にラーメン丼などの食器も受け継いで使っているそうです。

メニューには高橋さんオリジナルの『熟成ヤキツキ味噌ラーメン』や『担担麺』もありますが、「初代鉄人の生み出した“ごま味噌ラーメン”の人気には、まだまだ追いつけません」と話す高橋さん。

 

現在は、夜の新メニューを開発中。店内には宴会ができる部屋もあるので、上川町内の人に利用してほしいとのこと。二代目鉄人のチャレンジはこれからも続きます。

<店舗情報>
■二代目鉄人たかはし
■所在地:北海道上川郡上川町中央町573番地
■電話番号:01658-7-7111
⇒営業時間など詳細はこちら

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