【佐呂間】一度飲んだらもう他は飲めない!? ジェラートもおいしい「ジャージーミルク専門店」
みなさん“ジャージーA2ミルク”ってご存知ですか？ ヒトでいう母乳と同じ遺伝子配列を持つ個体からのみ搾乳できる、お腹がゴロゴロしにくいミルクのことなんです。ジャージー牛の飼養頭数は、国内の乳牛の0.8％。とても希少な乳牛なんだそう。
今、国内でも注目が高まってきている“ジャージーA2ミルク”。今回は、佐呂間町でそんな貴重なミルクを扱っている「若里ジャージーミルク工房ARVO－アルボ－」さんをご紹介します。
廃校を活用！広々とした店内の「若里ジャージーミルク工房ARVO－アルボ－」
出典: 北海道Likers
廃校になった学校の校舎を改装して作られた同店。店内には牛乳加工施設があり、牛乳やヨーグルト、ジェラートなどを製造・販売しています。教室やホールはカフェスペースに。
開店後に到着すると、地元の方だけではなく遠方からもたくさんの方が訪れていた同店。行列もできていて、人気ぶりがうかがえました。
店内は明るく、広々としていて落ち着きます。友人や恋人と一緒に行っても1人で行っても、気楽に過ごせる雰囲気です。
出典: 北海道Likers
お子さま連れでも楽しめる遊具や卓球台もあるので、家族のドライブの目的地としてもぴったり！
出典: 北海道Likers
校舎を改装して作られたお店は、学校の名残がいろいろなところにあってかわいらしいです。どこか懐かしい気持ちにもなります。
製造・販売に加え、カフェをオープンするきっかけになったのは、廃校になった校舎ということでスペースがかなりあったこと。自社で製造しながら、販売・飲食ができる店舗運営が最初の計画から組み込まれていたそうです。
また、地域のコミュニティスペースとして活用していきたい考えもあるそうで、今後さらにさまざまなことを実施していく予定なんだとか！ これからの活動も楽しみですね。
希少なジャージーミルクを使用した商品たち
こちらは主な商品のひとつ『ジャージーA2牛乳』。お腹がゴロゴロしない、消化不良を起こしにくいといわれている牛乳です。それだけではなく、一口飲めば驚くこと間違いなしの濃厚さとコク。ジャージー牛は乳脂肪分や乳たんぱくが多く含まれているため、ホルスタインよりもミルクが濃厚で栄養価も高いのだそう。
ジャージーA2ミルク100％で作られた『ドリンクヨーグルト』も必見です！
出典: 北海道Likers
ジェラートは12種類ありました。『ごぼうナッツ』や『きなこもち』など気になる珍しいフレーバーも。全種類食べてみたくなりますね。
出典: 北海道Likers
こちらはボリュームも味も抜群の『シュガロフ』。過去ご紹介した「RINGO」さん特注のデニッシュにソフトクリームや好きなジェラートを挟んでくれます。
筆者は『かぼちゃ』と『抹茶ピスタチオ』をチョイスしました。オーブンで軽く焼かれたデニッシュのあたたかさとひんやりジェラートのコンビネーションは相性ばっちり！
濃厚なジェラートはなめらかで、ひと口食べ進めるごとにおいしさが増すよう。次回はソフトクリームを挟んで食べてみたいです。
【「RINGO」の記事はこちら！】
愛情たっぷりのパンがキラキラと並ぶパン屋さん。毎日でも食べたくなる幸せの味（北見市）
ジェラートはお持ち帰りにも対応してくれるのでお家でも楽しめます。
出典: 北海道Likers
ほかにも『ロールケーキ』や『プリン』、プレゼントに喜ばれそうな詰め合わせもありました。
スポンジふんわり、生クリームたっぷりの『ロールケーキ』は、プレーンと抹茶の2種類。このたっぷり入ったクリームが重たそうに見えますが、濃厚なのに軽さがあり何個でも食べたくなるんです。抹茶は中央にあんこも入っていて、ほろ苦さと甘さがたまらない一品です。
『プリン』もコクがあり、ミルクの味わいがしっかりとわかる素晴らしいプリンでした。こだわりが詰まった商品ばかりで、どれを食べても後悔しませんよ。『プリン』も『ロールケーキ』も手作り無添加のため賞味期限はその日中。ご注意くださいね。
お食事メニューは『大人向け無水カレー』とサロマ湖産牡蠣の入った『クラムチャウダー』があり、ランチにもおすすめです。
「若里ジャージーミルク工房ARVO－アルボ－」のこだわり
お店の名前は、フィンランド語“avoi”の造語で、感動をもたらす価値ある物という意味なんだそう。「物だけではなく、人・時間・場所・出会いなどさまざまな方面に派生していきたい」という想いが込められています。
お店の方にこだわりを聞くと、「主流の生乳生産はもちろんですが、加工には“ジャージーA2ミルク”という特別な牛乳に強くこだわりを持っています。お腹に優しく、その他疾患リスク軽減に期待ができる希少価値の高い牛乳です。全国でも生産割合は0.01%レベルで先駆けて販売を開始しています。15年後には日本でもお客様の選択肢になっているばすです！」とお話してくれました。
実を言うと筆者は今まで、牛乳に違いを感じたり、意識したりしていませんでした。しかし同店の商品を味わい、こだわりを聞いて、牛乳のおいしさや栄養について考えることができました。
そんなジャージーミルクのおいしさをみなさんにも味わっていただきたいです。スタッフの方々も笑顔で丁寧に接してくださるので、とても居心地の良い時間を過ごせますよ。ぜひ訪れてみてくださいね！
＜店舗情報＞
■若里ジャージーミルク工房ARVO－アルボ－
■住所：北海道常呂郡佐呂間町若里498-2
⇒営業時間など詳細はこちら
【画像】若里ジャージーミルク工房ARVO－アルボ－
