【超初級】北海道難読地名クイズ3問!北海道初心者の旅行先にもおすすめ
北海道には読み方が難しい地名があります。注目してほしいのは地名だけでなく、その土地の魅力も。自然や食べ物など、魅力あふれる場所も多いです。今回は、これからのおでかけや観光で楽しめる北海道の難読地名をご紹介します。
Q1:海がきれいでウニもおいしい!「積丹町」
札幌市から北北西に約80km先にある、海のまちです。美しい景色や海鮮など、自然を感じられる魅力がたくさんあります。
正解は「しゃこたんちょう」
名前の由来はアイヌ語で、“シャク=夏”と“コタン=村・郷土”を組み合わせた“シャクコタン”から。名前のとおり、たしかに夏に訪れてほしい場所です。
その理由のひとつが、神威岬(かむいみさき)から見える美しい海! 積丹ブルーともいわれるエメラルドグリーンの海が本当に美しいです。筆者も何度か訪れたことがありますが、唯一無二の美しさで、「積丹ブルーを見に行きたい!」と思うこともしばしば。
札幌駅から神威岬まで、高速バスを使って3時間ほどかかります。GWや夏休みシーズンだと、ドライブやツーリングで訪れる方も多いです。安全面には十分に気をつけてくださいね。
そして積丹町はウニも有名です。ウニ漁をおこなっている6~8月であれば、近くの飲食店で新鮮なウニを食べられます。
Q2:アイヌの文化を学べる「平取町」
札幌市から南東に約100km先にある、自然豊かなまちです。高速バスを使って1時間50分ほどかかります。農業がさかんです。
正解は「びらとりちょう」
名前の由来はこちらもアイヌ語で、“ピラ・ウトル=崖の間”からきているそうです。
平取町には『二風谷アイヌ文化博物館』や『平取町アイヌ工芸伝承館』など、アイヌの文化や歴史を学べる施設があります。2013年に経済産業省の『伝統工芸品』にも指定されている『二風谷イタ』というお盆や『二風谷アットゥシ』という樹皮で作られた反物も平取町に伝わるアイヌの工芸品です。そのほかの工芸品についても、見るだけでなく購入や製作体験ができます。
特産品としては、『ニシパの恋人』という名前のトマトが有名です。“ニシパ”とはアイヌ語で“長老”や“旦那”、“紳士”などを表す言葉。甘みが強くておいしいトマトは、全国に出荷しています。お土産には日持ちするトマトジュースやケチャップ、アイスなどの加工品がおすすめです。
また黒毛和牛のひとつである『びらとり和牛』も名産品。やわらかくとろける味わいが特徴で、地元のお店でも食べられます。
Q3:アクティビティが楽しすぎる「占冠村」
札幌市から東に約115km先にあり、北海道のほぼ中央に位置する村。札幌からはJRで1時間30分ほど。冬はとても寒く、夏も涼しく、雪や避暑地を求めて全国から観光客がやってきます。
正解は「しむかっぷむら」
名前の由来はこちらもまたアイヌ語で、“シモカプ=とても静かで平和な上流の場所”。名前のとおり、今でも静かで過ごしやすく平和な村です。
有名なのが、トマム地区にある『星野リゾート トマム』。約1,000ヘクタールの広大な土地に、ホテルやスキー場、室内プール、雲海を眺められるテラスなどがあります。
北海道といえば、雪を楽しむスキーやスノーボードなどの冬のレジャーを想像されるかもしれませんが、星野リゾートでは夏のアクティビティも充実。動物と触れ合ったり、白樺の樹液でコーヒーを作ったり、スポーツを楽しんだり……。夏でも涼しく過ごしやすい占冠村だからこそ、北海道の自然をとことん満喫できます。
難しい読み方の地名には、それぞれの場所を表す大切な意味が込められています。観光も楽しめる場所ばかりなので、ぜひ機会があれば、訪れて存分に満喫してくださいね。
【参考】積丹町、一般社団法人 積丹観光協会、平取町、国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部、占冠村
積丹町の概要 / 積丹町
うに漁解禁 / 積丹町観光協会 どっこい積丹
高速バス 高速しゃこたん号 路線情報 / 北海道中央バス株式会社
びらとり町ガイド 平取町の概要・歴史 / 平取町
観光・施設・特産品 文化・歴史体験 / 平取町
観光・施設・特産品 特産品紹介 / 平取町
北海道 びらとりトマト 「ニシパの恋人」は全国においしさと健康を届けています / 国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部
占冠村のあらまし / 占冠村
【画像】まちゃー、buritora、denkei、鈴、Enari Kaede、kiki / PIXTA(ピクスタ)