読めたら天才!? 温泉がある十勝のまち「屈足」【北海道難読地名クイズ】
北海道では蕎麦の名産地としておなじみの十勝・新得町。そんな新得町のなかに「屈足」というまちがあります。みなさんは一発で読めますか?
足をそんな読み方するなんてアリですか!? 難読地名「屈足」
筆者は十勝にきて間もないころ、このまちの読み方に大苦戦しました。くつあし?くっそく?
正解は「くったり」と読みます。アイヌ語の「クッタラウシイ(イタドリの群生するところ)」が転訛したといわれています。
これぞ北海道!大自然に囲まれたまち
新得町は人口5,648人(2022年1月末現在)、十勝における道央方面の玄関口です。
そのなかで屈足は新得町の北側に位置し、美しく雄大な東大雪の山々と日高山脈に囲まれているまち。四季それぞれの美しい風景を楽しむことができます。大自然のなかでのキャンプはもちろん乗馬やラフティング、ウィンタースポーツなど、さまざまなアクテビティを楽しめるのが魅力です。
筆者の屈足おすすめコースは、十勝川でラフティングを楽しんだのち、温泉でじっくり疲れを癒すプラン! 水量が豊富な十勝川では、春から秋にかけてガイドさんがついたラフティングツアーを体験することができます。ツアー内容によっては岩の上から川へ飛び込んだり、小さな滝に打たれてみたりと大人でも楽しめますよ。森のなかを進むため、四季折々の風景を楽しめるのも魅力のひとつです。
ラフティングを楽しんだあとは温泉へGO! 屈足は『くったり温泉』と『トムラウシ温泉』という2つの温泉を有しています。宿泊はもちろん日帰り入浴が可能な温浴施設もあり、そのなかのひとつ「くったり温泉レイク・イン」は内湯と露天風呂はもちろん、本場フィンランド式サウナを完備! セルフロウリュ→水風呂→外気浴で玄人サウナーも満足の“ととのい”体験ができます。
パワースポットとして注目度上昇中の「屈足湖」
屈足湖は十勝川の上流に位置し、湖面に映る新緑や紅葉など、季節によってさまざまな表情が楽しめるダム湖です。
特徴的なのは「ガンケ(崖)」と呼ばれる岩の絶壁。かつてアイヌ語で 「カムイロキ(神の座)」と呼ばれていたその場所は圧巻! 近年、若者の間ではパワースポットして人気が高まっています。
そんな屈足湖に冬季限定で楽しめるアクテビティが新登場! サウナーの間で人気沸騰中のアウトドアサウナで体を温めて水風呂代わりに氷を割った湖や川に入る『アヴァント』も、「くったり温泉レイク・イン」を拠点に冬季限定で体験することができます。普通のサウナじゃ物足りないという方におすすめです!
大自然に囲まれたまち屈足、ぜひ十勝にお越しの際はお立ち寄りください。
【参考】北海道、新得町、一般社団法人新得町観光協会
アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50 / 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進局アイヌ政策課
人口と世帯 / 新得町
いらっしゃい新得 / 一般社団法人新得町観光協会
【画像】ケイーゴ・K、MakiEni、eko / PIXTA(ピクスタ)