漁港を眺めながら絶品にしんそば!日本海沿いならではのグルメが揃う道の駅(寿都町字大磯町)
後志(しりべし)管内の「寿都(すっつ)町」は、日本海に面した漁業がさかんな町。寿都漁港には、カキやホッケ、アワビ、ウニ、シラスなどの新鮮な海産物がたくさん水揚げされ、町の特産品となっています。
今回は、この寿都町にある「道の駅みなとま~れ寿都」をご紹介します。
「道の駅みなとま~れ寿都」のある場所
「道の駅みなとま~れ寿都」は、寿都漁港に面した場所にある道の駅です。小樽市から余市町を経由して道南の江差町へと続く国道229号線を車で走る人たちの休憩場所として、また寿都町の魅力を伝える観光拠点として、2008年に道の駅として登録されました。
建物の入口付近には、寿都町の歴史や昔のくらし、街歩きのポイントなどが紹介されています。
寿都町の開基は江戸時代の1669年とされていますが、1600年代はじめから和人が集落をつくり、ニシンやサケ、アワビなどの海産物と日用品をアイヌと交易する松前藩の商い場でした。
現在も明治30年代に建てられた橋本家の『鰊御殿(にしんごてん)』や、義経の家臣である佐藤継信の末裔が明治初期に建てた『カクジュウ佐藤家』など、歴史的な建築物を寿都町内で見ることができます。
売店コーナーには寿都町の美味しいものがいっぱい
道の駅に入ると売店コーナーがあり、『生炊きしらす佃煮』や『寿カキ』『ウニの一夜漬け』など、寿都町の特産品が並んでいます。
そのなかでもとくに寿都町の特産品として有名なのが『生炊きしらす佃煮』です。毎年4月下旬~5月下旬にかけて寿都の前浜で水揚げされた“しらす”を佃煮にしていて、道の駅には寿都町内の加工工場6社でつくられた『生炊きしらす佃煮』が販売されています。
6種類もあるとどれを買おうか迷ってしまいますが、食べ比べにぴったりのミニサイズも販売されていて、3パックセットだとお得な価格になっていました。
寿都漁港を眺めながら食べる「にしんそば」
売店コーナーには、寿都や島牧(しままき)産の天然岩海苔や名産の生炊きしらすを使った『船澗(ふなま)弁当』、寿都産のホッケのすり身を使った『ホッケカレー』などの軽食も販売されています。
売店コーナーの前にはテーブルやイスが置かれたイートインスペースがあり、大きなガラス窓際の席からは、寿都漁港を一望できます。
数量限定の新ご当地グルメ『寿都ホッケめし』なる、気になるメニューもあったのですが、残念ながら売り切れだったので『にしんそば』を注文しました。
「道の駅みなとま~れ寿都」の『にしんそば』は、薄口しょうゆを使った優しい味の温かいつゆに、ふっくらやわらかいにしんの甘露煮と昆布がのせられていて、寒い季節にぴったり!
寿都漁港に浮かぶ漁船を眺めながらいただく『にしんそば』は最高です。ぜひ足を運んでみてください。
<施設情報>
■道の駅みなとま~れ寿都
■住所:北海道寿都郡寿都町字大磯町29-1
⇒営業時間など詳細はこちら
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