受験勉強

北海道民でも知らないかも!? 実はこんなにあった「北海道のご当地検定」

2021.12.08

全国各地にいわゆる“ご当地検定”というものがあります。本格的に行われる試験やクイズ形式で行うものなど種類や形式はさまざま。

日本で最初に行われたご当地検定は『博多っこ検定』(現在は休止中)だといわれています。そして、ご当地検定はもちろん北海道にも。意外とたくさんあるんですよ。

北海道で行われる検定試験にはどんなものがあるの?

どのご当地検定も、自治体や商工会議所が実施しているものが多い傾向です。北海道のご当地検定もほとんどがそのパターン。今回は、現在も実施され、講座を受講するだけではなく、試験を受けるという形式のものを一部ご紹介します([ ]は主催)。

・北海道観光マスター検定[一般社団法人 北海道商工会議所連合会]

・北海道フードマイスター検定[札幌商工会議所]

・十勝の観光文化検定(とかち検定)[帯広商工会議所]

・函館歴史文化観光検定(はこだて検定)[函館商工会議所]

・旭川大雪観光文化検定 [旭川商工会議所]

・江別まち検定[NPO法人えべつ協働ねっとわーく]

・おたる案内人検定試験[小樽観光大学校]

北海道全体が対象になっているものや市町村に特化したものなどがありますが、観光・文化をテーマにしたものが多いようです。そのなかで実際に筆者が受験し、合格した『北海道観光マスター検定』と2月に受験をひかえている『北海道フードマイスター検定』をピックアップします。

「北海道観光マスター検定」とは?

『北海道観光マスター検定』は年に1回実施され、2021(令和3)年11月の開催で16回目となる検定試験です。道内各地域の方が北海道を訪れる観光客にその地域の観光知識のみならず北海道全体に関する幅広い知識を持って接することにより、 北海道の観光振興への意識とホスピタリティの向上を図ることを目的としています。

試験は道内の商工会議所で行われ、受験資格は国籍・性別・年齢・学歴に制限はありません。第15回目の受験者数は613人で合格率は56.6%と比較的高めです。

筆者は2020(令和2)年の夏頃にこの検定のことを知り、北海道のいろんなことを知ることができるということで受験することを決意。セミナーを受講したことによりポイントを絞って勉強ができ、無事合格! 今では誰もが知っている観光地の成り立ちや自然の豊かさを生かした観光産業の豊かさを学べた貴重な機会となりました。

合格者には『北海道観光マスター』の称号が付与され、合格証書、認定証、徽章が交付されます。

「北海道フードマイスター検定」とは?

『北海道フードマイスター検定』は年に2回実施されている検定試験で、2022(令和4)年2月の開催で34回目となります。北海道で収穫・生産される食材についての正しい知識を身につけ、自らの食生活に生かしつつ、健康や食文化に至るまで理解を深め、“北海道の食材”を広く伝えるための検定試験を実施し、合格者を『北海道フードマイスター』として認定するものです。

こちらの検定は札幌だけでなく、東京でも受験できますが、受験対策セミナーは札幌でのみで開催予定なのでご注意を。過去5年間の受験者数は1,693人、平均合格率は34.0%と低めです。

合格者には『北海道フードマイスター』の認定証と携帯用認定カードが交付され、希望者には札幌商工会議所が主催・共催する食に関する各種イベントで活動する機会や、マイスターの方対象の研修会やセミナーに参加できるそう。

筆者は次回の2月に受験予定で、現在、勉強の真っ最中! 北海道の食材の豊かさ、採れる食材の多さに驚き、苦戦しています。

 

どちらの検定試験も、受験することで北海道の知識をより得ることができ、北海道をより好きになるきっかけになると思います。検定試験が年に1回もしくは2回のものが多いので、早めに試験日を確認して受験に備えましょう!

【参考】環境首都創造NGO全国ネットワーク、日本商工会議所、NPO法人えべつ協働ねっとわーく、小樽観光大学校
ご当地検定 / 環境首都創造NGO全国ネットワーク
ご当地検定情報 / 日本商工会議所
江別まち検定 / NPO法人えべつ協働ねっとわーく
検定試験 / 小樽観光大学校「おたる案内人」

【画像】Fast&Slow、ダイ / PIXTA(ピクスタ)