わっ!さむ。最低気温-30℃、極寒の地「和寒」【北海道難読地名クイズ】
お馴染みのコーナー「北海道難読地名クイズ」。これまで驚異的な難易度の地名が数多く出題されてきましたが、今回はかなりイージーです。今まで全く正解できなかった方も難なく正解できるでしょう。
それでは、最低気温が-30℃に突入する極寒の地“和寒町”をご紹介します。
わっ!さむ
今回の難読地名はこちらです。
和寒。ヒントは“わっ!さむ”ということで、もう答えがわかってしまったのではないでしょうか。漢字からしても寒そうな地名ですので、思わず「わっ!さむ」と口走ってしまいます。
正解は“ワッサム”でした。
ヒント=答えという超絶サービス問題。もちろんみなさんは正解できましたよね?
和寒町はシャレだけでなく、ただでさえ寒い北海道の中でも有数の寒さということで名をはせており、冬場の最低気温が-30℃になることもあります。想像するだけで寒い!
和寒町案内
和寒町は旭川市のさらに北側に位置する人口約3,000人の町。
”ワッサム”という地名の由来はアイヌ語で「ニレの木の傍ら」という意味の「ワットサム」が転じたものとされています。
基幹産業は農業で、雪の中で保存される『越冬キャベツ』や作付面積日本一の“カボチャ”がとくに有名です。秋には『パンプキンフェスティバル』というカボチャ尽くしのイベントが開催され、カボチャの掴み取りや南瓜神輿といったユニークな出し物が特徴です。ところでカボチャって掴み取れるものなのでしょうか。
さらに、特筆すべきイベントとして和寒町発祥の『全日本玉入れ選手権』があります。
このイベントはその名の通り“玉入れ”を競技化したものですが、優勝賞金はなんと50万円! ルールは、4~6人でチームを作り100個の玉をどのチームよりも早く入れ終えるというもの。ルールだけ聞くとなんだか簡単そうですが、優勝チームの成績を見ると歴代最速は“10秒33”。なんと100個もの球をたったの10秒で片付けてしまうのです。
生半可な気持ちではとても挑戦できませんが、玉入れに自信のある方はぜひともチャレンジしてみてください。
今回は思わず寒さで声が出る“和寒町”をご紹介しました。極寒の地には寒さを吹き飛ばすような熱いイベントが目白押しですね。筆者はカボチャの掴み取りに興味津々です。
【参考】アイヌ語地名リスト/ 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室,観測史上1~10位の値/気象庁、和寒町の概要/和寒町 総務課、全日本玉入れ協会
【画像】CRENTEAR、HiroS_photo / PIXTA(ピクスタ)
* イベントの開催状況は公式HPをご確認ください