ホッケが寿司で食べられる!? ローカル回転寿司で「旬の厳選ネタ6皿」を一気食い
北海道余市町に来たら地元のネタを使った寿司を食べたい。できれば回転寿司で気兼ねなく食べることができたら最高。
「回転寿司 余市番屋」は、そんな希望を叶えてくれるお店です。定番の人気メニューはもちろん、季節ごとのネタを厳選した「地物シリーズ」を提供するなど、地産地消のおいしさを届けています。人気の6皿をいただきました。
良港がひしめき合うエリアの「回転寿司 余市番屋」
積丹半島の玄関口である余市町は、日本海ニシン漁の主要漁場として発展しました。現在ではカレイ・エビ・タラ・サケ・ウニ漁などの沿岸漁業が盛んに行われ、ヒラメやタコの水揚げも増加しています。
「回転寿司 余市番屋」は、2017年7月にオープンしました。JR余市駅から徒歩11分、国道5号線沿いにあります。複数の飲食店を経営する会社のチェーン店ながら、各店舗で地域性を活かした独自のメニューを提供。北海道Likersでも紹介した「回転寿司えりも岬」などの姉妹店と共通のメニューのほか、余市や積丹半島の旬のネタを提供しています。
今回は「秋の地物シリーズ」から、お好みのネタを味わいました。
まずは「地物4貫盛り」
「何から食べていいか分からない」と目移りしてしまう人には、『地物4貫盛り』をおすすめします。生南蛮えび・真ほっけ・活つぶ貝・地物の白身をワンセットにした人気の一皿です。南蛮えびは毎朝採れたてを仕入れ、お店に運ばれたときにはピチピチと跳ねているほど鮮度が高いそう。まずは試食してみて、気に入ったネタを注文してください。
白身の代表格「活〆平目」
これぞ白身魚の代表格。カレイ類の多くが体の右側に両目が寄っているのに対し、ヒラメは左右の眼が体の左側についてるのが特徴です。このことから「左ヒラメに右カレイ」と言われています。
近海のきれいな水質や砂浜は、ヒラメが生息するのに最適な環境です。弾力のある身を噛みしめると、上品な味わいが広がりました。
北海道らしい珍味「真ほっけ」
干物や煮つけで食べることが多い「ホッケ」が寿司ネタになっていることに驚く人は多いことでしょう。ほどよく脂が乗り美味。これは食べておかなきゃ!
鮮度一番「朝どれいか」
イカはとてもデリケートな生き物。輸送中に墨を吐いたり、表皮粘膜やフン、残餌などが水に溶け込んだりすることでアンモニアが強い水質になり、味を損ねてしまいます。
「朝どれいか」は、その名の通り近海で採れたイカをネタにしているので、鮮度が断然違います。濁りのないおいしさは別格。余市番屋イチオシのネタです。
味も漁獲量もトップクラス「天然ぶり」
「北海道でブリ?」と思う人もいるかもしれませんが、2015年頃から定置網などに交じりはじめ、2020年に年間漁獲量で全国トップとなるなど、北海道の魚になりつつあります。天然ブリは秋が旬。芳醇な香りと脂が口いっぱいに広がりました。
脂乗りがたまらない「活〆真そい」
真そいは、北海道全域から長崎県まで広い範囲に生息している白身魚です。とくに北海道の漁獲が多く、煮付けや唐揚げ、酒蒸し、塩焼きなどで食されています。秋から初冬にかけてが旬で、ほど良く脂がのった寿司は抜群のおいしさ。これぞ北海道の味覚ですね。
「地物シリーズ」は近海のネタを提供しているため、時期によって内容や価格が変わります。魚介は「種類なら夏、美味しさなら冬」といわれ、北海道の厳冬が魚介を美味しくします。
秋から冬にかけては、スケトウダラやあわびなどが旬を迎えます。おいしいお寿司を求めて余市を訪れてください。
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■回転寿司 余市番屋
■住所:北海道余市郡余市町大川町4丁目71-1
■電話:0135-21-2230
⇒営業時間など詳細はこちら
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