アイキャッチ人物

ペットショップ店員・ハンター・菓子職人がタッグを組んで誕生!「動物好き語らいの場」とは(札幌市豊平区)

「爬虫類の話で盛り上がりたい」、「フクロウのかわいらしさに興味を示してほしい」など、ペットについて語らう仲間を求めている方はいませんか?

札幌市豊平区にある「animal KOBAR(アニマルコバー)」は、そんな方たちの想いに応える、ペットの話を楽しめるお店です。お酒はもちろんフードメニューやスイーツも充実。種類を問わず、生き物好きが集まっています。

夢がかたちになった!「animal KOBAR」

オーナーの小林斉史さんは、小さいころから生き物好き。ペットショップに勤務しながら、自分のお店を開店する夢をあたためていました。満を持して物件を探すものの、“ペットショップOK”のテナントは見つかりませんでした。ようやく札幌市豊平区の向ヶ丘通に最適な場所を見つけ、2022年11月29日に「animal KOBAR」をオープンしました。

メンバー

左側から髙澤さん、小林さん、星野さん 出典: 北海道Likers

「animal KOBAR」は、“カフェ&バー”+“ペットショップ”というスタイルのお店。「これまで知り合った方々とペット談義がしたい」と、以前から飲食店を併設することを予定していたそうです。「二人の仲間との出会いによって、この店が実現しました」と小林さんは言います。

看板料理「エゾ鹿シチュー」

調理担当の星野拓也さんは、ペットショップの同僚でした。野生動物を駆除するハンターでもあり、料理の腕は確か。星野さんが作る『エゾ鹿シチュー』は、お店の看板料理です。じっくりと煮込まれた鹿肉はやわらかく、シチューとの相性は最高。ほかでは味わえないおいしさです。

アラカルトとして、お酒のつまみに最適なエゾ鹿の生ハムやソーセージ、ジャーキーも用意しています。お酒を飲んだ締めの雑炊や、『ぼったくりラーメン』という謎のメニューも提供されています。「何がぼったくりで、どんな味なのかは食べた人のみが知る」とのこと。ラーメン好きは確かめてみてください。

伝統のフランス菓子を味わう

フランス菓子店で腕を磨いた髙澤七衣さんが作るスイーツも評判です。一番人気はフランス・ボルドーの伝統菓子『カヌレ』で、外側は黒めの焼き色が付き硬くて香ばしく、内側はしっとりとやわらかい食感です。

『クッキー』はサクッとした歯ごたえ、『マドレーヌ』はやわらかく上品な味わい。いずれも甘すぎず絶妙なおいしさです。

ペットショップとカフェ&バーは、店舗が隣同士で分かれているので、動物が苦手な人も利用できます。スイーツ好きは要チェックですよ。

約50種類の生き物たちに迎えられる

ペットショップには爬虫類を中心に、カメ、げっ歯類、鳥類、フクロウなど50種類以上が生態販売されています。小林さんの自宅には、もっと多くの生き物がいるそう。思わずIKKOさんのように「どんだけ~」と叫んでしまいました。

ジャービルは「スナネズミ」とも呼ばれています。肩を寄せ合う姿がかわいいですね。雑食で、ハムスター用のエサや、ウサギやデグーなどのペレットも食べます。個体によって好みがあるので、大好きな食べ物を見つけてあげてください。

スキニーギニアピッグは、“毛のないモルモット”です。鼻と足先に多少毛が残るタイプと全身無毛がいます。ノーマルなモルモットよりも抵抗力が弱いので、飼育の留意点をしっかりと聞いてから迎えましょう。

大型トカゲのテグーは、ワイルドな顔立ちで力強さを感じます。「爬虫類は苦手」という人は多いですが、よく見ると愛らしい顔をしており、不思議な魅力にドハマりする人が続出しています。

「animal KOBAR」では、水槽のオーダーメイドも行っています。成長すると大きくなるので、あらかじめ適切な大きさの水槽を選んでください。

フクロウなどの猛禽類のオリジナル・アンクレットも販売しています。「止まり木に足を結ばれてかわいそう」などの声を耳にしますが、野生でもほとんど動かず餌を狙い、食べた後もじっとしている性質なので、あまり苦ではないようです。

 

温度管理やエサやりなど、小林さんがお店に来ない日は1日もありませんが、「たくさんの生き物に囲まれている生活が一番理想的」なのだとか。そんな人柄に惹かれて、新規のお客さんも訪れています。

ごく普通の生き物好きから、マニアックな方まで楽しめる「animal KOBAR」で、楽しいひとときを過ごしませんか。

<店舗情報>
■animal KOBAR(アニマルコバー)
■住所:北海道札幌市豊平区月寒東4条15丁目2-18
■電話番号:011-598-8597
⇒営業時間など詳細はこちら