「ここは日本、それとも西洋…!?」さまざまな表情の自然が楽しめる真鍋庭園の魅力とは
『北海道ガーデン街道』をご存じでしょうか? 『北海道ガーデン街道』とは、北海道の代表的な8つのガーデンが集中している、大雪~富良野~十勝を結ぶ全長約250kmの街道のこと。
いずれも北海道ならではの気候や自然を生かして個性にあふれた庭づくり・景観を展開しており、現代の日本を代表する観光庭園です。今回はそのなかの一つ「真鍋庭園」をご紹介します。
帯広駅から車で10分でアクセスできる癒しの場「真鍋庭園」
「真鍋庭園」は帯広駅から車で約10分、帯広駅バスターミナルからバスでも行くことができます。そんな好立地にありながら、敷地の広さはなんと25,000坪。
1966年から一般開放されており、60年以上かけて世界中から収集された、数千品種の植物コレクションを観察することができます。日本庭園・西洋風庭園・風景式庭園の3つのテーマで構成された回遊式ガーデンです。
入場料金は、大人が1,000円、子ども(小・中学生)が200円。
日本庭園
西洋風庭園
風景式庭園
好きなコースでゆったり園内散策
園内には『エゾリスコース』と『キタキツネコース』の2種類のコースがあり、巡り方に迷ったときは参考してみてください。それぞれ所要時間が違い、バリアフリーにも対応しているのが嬉しいところ。
筆者が歩いたのはキタキツネコースと、寄り道ポイント。写真を撮りながら歩いて1時間程度でした。
野鳥やエゾリスが見られるといわれており、筆者が訪れたときは日本庭園で2匹のエゾリスに出会えました。風景式庭園の中に『フォレストフロアガーデン りすのあそびば』もあります。
色違いの樹木が向かい合わせに植栽された『リバースボーダーガーデン』。コントラストがきれいですね。
園内にある『リスの教会』は結婚式に利用したり、ウエディングフォトを撮ったりすることもできます。入園料のみで使用可能なんだそう。
四季折々で季節の花がお出迎え
真鍋庭園では春から秋にかけて季節ごとのお花や紅葉を楽しめます。
春
夏
秋
筆者が訪れた秋は紅葉真っ盛りの木々がうつくしく、帯広の街中でありながら大自然の中にいるようでした。日本庭園、西洋風庭園、風景式庭園それぞれで、違う雰囲気の紅葉風景を楽しめます。
冬は11月下旬~4月下旬まで休園です。
「なつぞら」のロケセット
「真鍋庭園」には、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』のロケセットが設置されています。ロケ地での撮影に「真鍋庭園」が所有する畑が使用されたご縁で移設されたのだそう。
吉沢亮さん演じる山田天陽の家がこちら。
出演者のサインも飾られていました。
ガーデンセンターとカフェテラス
入場口そばにある『ガーデンセンター』では花の苗木やグッズ、ドラマ『なつぞら』の関連商品などが販売されています。
『カフェテラス』では、ソフトクリームや、ジャガイモ・さやあかねのフライ、カレーなどを販売中。テイクアウトもできます。
園内を歩くのに疲れたら、休憩がてら利用してみてください。
「真鍋庭園」は帯広駅の近くにありながら、豊かな自然にあふれた場所。広大な敷地の中で日本庭園とヨーロッパ風のガーデンの両方が味わえて、ちょっと得した気分になります。
まもなく冬になってしまいますが、ぜひ雪が解けた頃に訪れてみてください。自然の中で都会の喧騒や日常を忘れられる、穏やかな空間が広がっていますよ。
<施設情報>
■真鍋庭園
■所在地:北海道帯広市稲田町東2-6
■電話:0155-48-2120
⇒営業時間など詳細はこちら
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