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ヒグマを間近で観察できる!「旭山動物園」の新施設に行ってみた【北海道旭川市】

動物本来の生態や行動を見せる“行動展示”で人気の「旭山動物園」。

かつては入園者数が減り廃園の危機を迎えていましたが、『ぺんぎん館』や『ほっきょくぐま館』、『あざらし館』などが話題となって、2007年度には入園者数307万人を記録しています。その奇跡の復活劇は『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』として映画化されたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな「旭山動物園」に今年、待望の新施設『えぞひぐま館』がオープンしました。

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間近でヒグマを観察できる「えぞひぐま館」

『えぞひぐま館』がオープンしたのは2022年4月29日。9年ぶりに新設された大型施設です。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大も少し落ち着き、「旭山動物園」にも観光客が戻ってきたようで、この日は平日でしたがたくさんの来園者がいました。

外の放飼場には、エゾヤマザクラやカシワなど北海道在来の木が植えられ、四季を感じながらヒグマを観察できます。屋内のガラス張り放飼場では、ガラス越しですが間近でヒグマを見ることができるので迫力満点!

初夏の日差しが気持ち良かったのでしょうか。この日、ヒグマの『とんこ』はずっと外の放飼場にいました。

また、放飼場には渓流が再現されていて、水中で魚が泳ぐ様子を見ることができます。

外の放飼場の柵の前には、北海道ではよく見かける動物注意の看板と、ヒグマの出没を知らせる看板が立てられています。

『えぞひぐま館』で暮らす『とんこ』は、母グマが駆除されて「旭山動物園」に保護されました。市街地でヒグマの出没が相次ぐ中、人間とヒグマの共生を考える機会にもなりますね。

今しか見られない!ホッキョクグマの赤ちゃん

『えぞひぐま館』のオープンと合わせて一般公開されたのが、ホッキョクグマの赤ちゃんです。2021年12月に生まれたメスの子グマで、母グマの『ピリカ』と一緒に遊ぶ姿を見られます。

「旭山動物園」でホッキョクグマの繁殖に成功したのは40年ぶりとのこと。最近は母グマから少しずつ離れるようになってきたそうで、母子一緒に遊ぶ姿を見られるのは今だけかもしれません。

赤ちゃんホッキョクグマの名前は、これから公募されるそうですよ!

定番スポットも!アザラシが円柱の水槽を上下に泳ぐ「あざらし館」&「もぐもぐタイム」

「旭山動物園」の中でも行列ができるほど人気なのが『あざらし館』。直径約1.5メートルの円柱状の水槽『マリンウェイ』を、上下に泳ぐゴマフアザラシの姿を見ることができます。

さらに見逃せないのは、飼育員が動物について解説しながらエサを与える「もぐもぐタイム」。飼育員しか知らないような動物の生態について聞くことができますよ。それぞれの動物の「もぐもぐタイム」のスケジュールは、旭山動物園の公式ホームページに掲載されていますので、ぜひチェックして見学してください。

 

新しい施設もオープンし、ますますパワーアップした「旭山動物園」。一度は訪れたことがある方でもまた訪れてみてください。

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<施設情報>
■旭山動物園
■所在地:北海道旭川市東旭川町倉沼
■電話番号:0166-36-1104
⇒ホームページなど詳細はこちら

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