新千歳空港から15分!「日本最大級の淡水魚水槽」に癒される、道の駅併設の水族館(千歳市花園)
千歳市は、新千歳空港や道央自動車道 千歳ICがあることから、北海道の観光やビジネスの拠点となっている街。そんな千歳市の中心部には、支笏湖(しこつこ)を源流として石狩川に合流する千歳川が流れており、秋にはたくさんのサケが遡上します。
今回は、千歳川でサケが泳ぐ様子を見ることができる「サケのふるさと 千歳水族館」をご紹介します。
道の駅「サーモンパーク千歳」に併設!水族館「サケのふるさと 千歳水族館」
「サケのふるさと 千歳水族館」があるのは、新千歳空港から車で15分ほど、JR千歳駅から徒歩15分ほどの場所に位置する、道の駅「サーモンパーク千歳」の敷地内。建物のすぐ裏手には千歳川が流れています。
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千歳川は、明治21年に日本で初めて本格的なサケのふ化放流事業が行われた川として知られているんですよ。
千歳川には、秋になると『インディアン水車』と呼ばれるサケの捕獲装置が設置されます。『インディアン水車』でサケを捕獲する風景は、多くの観光客が見学に訪れる千歳の秋の風物詩。
なんと、昨年は30万匹を超えるサケが捕獲されたそうですよ。
『インディアン水車』が川に設置されるのは、毎年7月中旬から12月上旬(年により変動あり)。それ以外の期間は同館の入口前で見ることができます。
大迫力!「日本最大級の淡水魚水槽」
「サケのふるさと 千歳水族館」に入ると、淡水魚の水槽としては日本最大級!『サーモンゾーン』がお出迎え。深さ5m・水量約300トンの水槽など、3つの大きな水槽が並びます。
サクラマスやギンザケ、幻の巨大魚といわれるイトウなどのサケの仲間や、チョウザメなどなど……! たくさんの魚たちが悠々と泳ぐ姿を見ることができますよ。
『支笏湖ゾーン』にある直径7.2mの円形の水槽では、支笏湖の水中を再現。支笏湖は、過去に何度も水質日本一になったことがあり、その美しさは『支笏湖ブルー』と呼ばれるほど。
青く輝く水槽の底には、バイカモやリュウノヒゲモなど緑色の水草が揺れており、その周りをヒメマスやアメマスが群れで泳いでいます。
本物の千歳川の水中が観察できる「水中観察ゾーン」
同館最大の特徴は、日本初だという『水中観察ゾーン』。こちらのゾーンは建物の地下にあり、縦1m×横2mの7つの窓から、なんと千歳川の水中を見ることができるんです!
この日はサケやサクラマスの稚魚の泳ぐ姿が見られました。秋にはサケの群れや産卵の様子を観察できるそうですよ。
ちなみに、公式ホームページでは、ライブカメラで撮影した千歳川の様子が配信されています。
ほかにも、生き物との触れ合いが楽しめる『体験ゾーン』や、水鳥・カイツブリの潜水が見られる『カイツブリ水槽』、世界各地に生息する淡水魚を展示した『世界の淡水魚ゾーン』など、珍しい展示・体験がたくさんあります。
見どころたっぷりの「サケのふるさと 千歳水族館」。お休みの日などに、ぜひ足を運んでみてくださいね!
<施設情報>
■サケのふるさと 千歳水族館
■所在地:北海道千歳市花園2丁目312
⇒マップで見る
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