1年待つだけで完成!? 味噌の作り方を習える「創業90年以上の老舗味噌屋」(帯広市東2条)
コロナ禍の影響で、免疫力が上がるといわれている“発酵食品”に注目が集まっています。
今回ご紹介するのは、帯広市にある「みそとこうじの阿部商店(以下、阿部商店)」さん。味噌と麹の販売をしていますが、手作り味噌のアドバイスや道具の貸し出しも行なっています。お料理好きな方も、そうでない方も、自宅で手作り味噌を作ってみませんか?
創業は昭和初期!「みそとこうじの阿部商店」
「阿部商店」さんは、創業が昭和6年という90年以上の歴史があるお店。帯広駅から車で5分ほどの距離にあります。
3代目の阿部利明さんが、製造、販売、配達をほぼ一人で行なっています。そんな多忙な利明さんに代わって、今回は妻・弥生さんにお話を伺いました。
「阿部商店」さんの味噌は、出来上がるまでに1年という時間を要する“天然醸造”。天然醸造とは、人工的な熱を加えることなく、自然に発酵させる古くから受け継がれた製法のこと。より旨味と香りが引き出されるといいます。ただ、時間がかかるため、大量生産することが難しく、年々少なくなってきているそう。
『宝珠味噌』は、1Kg入りで660円(税込)。
そして、『米こうじ』も手作りです。価格は、200g入り200円、300g入り290円、1kg入り910円(すべて税込)。
蔵の壁には、創業から90年以上の年月が積み重ねた“麹菌”が付いているため、この場所以外で作ると違う味になってしまうそう。それに加え、3代目・利明さんの長年の勘がなければ、同じ味を作ることが難しいといいます。
手作り味噌を作ってみよう!
天然醸造、そして利明さん一人で切り盛りしているため、味噌には数量に限りがあります。そこでおすすめしたいのが、同店の『米こうじ』を使った手作り味噌です。
手作り味噌というと、作るのが大変なイメージ。しかし、豆を煮たり潰したりなどの手間はかかりますが、一度作ってしまえば、あとは1年待つだけです。
味噌作りに必要な大豆や塩は、店頭で販売しています。味噌作りのレシピがもらえるので、初心者でも挑戦しやすいと思います。
それでも不安だったり、アドバイスがほしい場合は、弥生さんが相談にのってくれるとのこと。ショートメールでの対応も可能なので、アドバイスがほしい方はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
大豆のすりつぶし機の無料貸し出しも行なっています。すりつぶすのが面倒という方は、お店に申し出てくださいね。
面倒くさがり屋な筆者でも、“一度作ってしまえば1年待つだけ”という味噌作りが魅力だと感じました。また、味噌作りのプロのアドバイスが受けられるので、初心者でも安心です。
1年という時間は長いですが、1年後の楽しみを自分自身で作るのも面白いのではないでしょうか。興味がある方は、ぜひ「阿部商店」さんに相談してみてください。
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■店名:みそとこうじの阿部商店
■住所:北海道帯広市東2条南9丁目19
■電話番号:0155-23-6057
■携帯番号:090-3897-6457
■営業時間:10~17時
■定休日:日曜、祝日、その他不定休
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