北海道での当たり前は通じない?道産子が上京してあたふたしたこと3つ
大学進学を機に札幌から東京へとやってきた筆者。東京での生活も3年目に入っています。子どもの頃に本州暮らしの経験があるとはいえ、東京は初めて。やはり、北海道での当たり前とは異なることも多いもの。
今回は、同じく上京している友人の意見も参考にあたふたしてしまったことをご紹介!
1:巨大ターミナル駅であたふた
東京にきて最初の関門は電車にまつわること。
空港に降り立ち、目的地に向かうその時から電車との格闘は始まっています。もちろん事前に下調べをしています。地図アプリもフル稼働です。それでも……それでも難しいのが東京の電車です。
北海道では、札幌を中心に地下鉄3路線とJR、市電を使い分ければだいたいはお手の物。ところが、東京ではわけがわからなくなるほど多くの路線であふれています。
ルートもさまざまです。アプリで提案されるルートを比べると、かかる値段が違う。そんなの困ります。
そして、どのルートでもよほど近場でない限り、乗り換えが待っています。これが厄介者。巨大ターミナル駅なんてもはや便利を通り越して、不便だと感じることも多いです。
自分が乗っている電車の行き先がどこなのか把握できないこともままあります。気づいたら東京都を出ていたなんてことも。路線の数はほどほどがいいと筆者は思いますね。
2:冬の室内が意外と寒くてあたふた
北海道の寒さは誰もが知るところ。防寒は当たり前です。
北海道では自分たちでしっかり着込むことをする一方、そもそも家の造りが防寒仕様になっています。東京で冬を迎えると、そうした家の造りの違いに気づかされますね。東京でも写真のようなこたつがあれば少し違うのかもしれませんが……。
室内で着込んでいる枚数はひょっとしたら東京にいるときの方が多いかもしれません。アイスを頬張る余裕は……あまりないですね。服、買っときましょう!
3:黒光りした「あやつ」と初顔合わせであたふた
所変われば棲む生き物も変わる。……東京には、黒光りする“あやつ”もいるわけです。北海道以外にも居住経験のある筆者は子どものころに嫌というほど遭遇してきましたから、願わくは“あやつ”の顔は拝みたくないのです。
しかし、この感覚は全国共通ではないようで、“あやつ”に対して恐怖心がない道産子も……。
筆者は高校の修学旅行で沖縄に行ったのですが、そこで事件は起きました。“あやつ”が出没したのです。そしてあろうことか、誰かがわざわざ北の大地から持ち込んだおもちゃの“あやつ”も同時にお目見え。とてもじゃないですが、筆者はジョークとは受け止められませんでした……。筆者は絶句していましたが、平然としている友人ばかりであやつへの恐怖心のなさに驚いたものです。
時は過ぎて、大学生になったある日のこと。同じく上京した高校時代の友人と会う機会があり、“あやつ”が家に出たとの話に。その友人は生粋の道産子で、修学旅行の件の時も平然としていました。当時は平気な顔をしていましたが、いざ夜、一人暮らしをするマンションの一室で初顔合わせするとたまったもんじゃなかったようで、友人は近所の知り合いの家に助けを求め、一晩そこに“避難”したそうです。
そんな怖がる必要ないだろと豪快に笑い飛ばせたとしたらあなたは道産子。本州の洗礼とはこのことかもしれませんね。
道産子のあなたの経験もぜひ教えてくださいね! 東京っ子だよというあなたも周りの道産子に話を聞いてみてください!
【画像】Voin_Sveta、MIYU2706、IB Photography / Shutterstock.com、voyata / PIXTA(ピクスタ)