懐かしいと思ったあなたは道産子!北海道で愛される「クマさんの懐かしCM」
今も昔も、なぜか忘れられない。なぜか歌いたくなる! テレビCMにはそんな不思議な魅力がありますよね。とくにご当地テレビCMは、その地域の生活に密着している企業や商品がほとんど。いまだにその商品をみると脳内でCMソングが流れ出す……そんな経験はありませんか?
北海道民なら大定番! あのシャケを担いだクマさんが登場する“懐かしCM”がWEB上で見られると聞き、早速調査してみました。
北海道らしいイメージが詰まった千秋庵のCM
“出てきた出てきた山親爺〜”というキャッチーなフレーズで始まる、北海道の銘菓『山親爺』のCM。こちらは昭和35年〜60年代にかけて放送されていたものです。小さい子どもでも思わず口ずさんでしまうポップなメロディーにのせて、かわいいクマの親子がアニメーションで登場します。
CMは渋い商品名からは意外なほどかわいらしい印象で、当時まだ幼かった筆者もしっかりと歌と映像が記憶に残っています。「今でも全部歌えるよ〜」という道民も少なくないはず!
札幌 千秋庵の4代目取締役社長、庭山修子さんにお話を伺ったところ、CMで流れる歌は1番のみの短い歌。実は4年前の1年のあいだ、朝の時間帯に放送もしていたそうで、今ではYouTubeで閲覧することも可能です。
そのCMが……こちら!
なんだかほっとする懐かしい味わい
一般的にお煎餅というと醤油味などのしょっぱいものが多いですが、『山親爺』はサブレーやクッキーと同じ原材料(小麦粉、砂糖、卵、牛乳)を使って焼き上げた、ほんのり甘みを感じる優しい味わいのお菓子です。
「発売当時は、バターやミルクを使ったクッキー菓子などの洋菓子が普及しはじめた頃で、形状がまるで煎餅に見えたことから、創業者の思いつきで和洋折衷を狙って『洋風煎餅』としたと思われます」と庭山社長。
そのままでもおいしいのですが、筆者のおすすめは日本茶との組み合わせ。お茶を一口飲んで、まだお茶の余韻が残るうちに食べるとまた違った味わいが楽しめますよ。
千秋庵の懐かしいCMやお菓子を楽しみながら、たまには昔の思い出に浸ってみるのもいいかもしれませんね。
【提供・参考】札幌 千秋庵
【画像】札幌 千秋庵、xiangtao / PIXTA(ピクスタ)