ここでしか買えない限定品も!「オンリーワンを目指す」白石の老舗菓子屋

北海道はスイーツの宝庫。あちこちに人気のお菓子屋がたくさんあります。そのなかでも1974年創業の「わらく堂」は、北海道の食材にこだわった独創的な商品を作り続けています。

甘い香りに誘われて、白石区栄通7丁目の直営店「スイートオーケストラ」を訪れました。

スイートポテトをきっかけに和菓子から洋菓子へ「わらく堂」

「わらく堂」は、1974年に和菓子店として設立されました。1998年に洋菓子ニーズの高まりを受けて『スイートポテト』を発売。主原料に焼きいもを使用した旨味が評判になり、ロングセラーになりました。

2003年に、洋菓子に力を入れるために専門部門「スイートオーケストラ事業部」を設立。オンリーワンのお菓子を目指して商品開発を行っています。

内海恭平さんは、「スイートオーケストラ」店長のほかに、全国の催事を担当しており、お客様の声を商品開発やサービス向上に役立てています。

『サチ』という商品は、「メッセージを送れる商品があったらいいね」というスタッフの声から誕生しました。美味しさや感動などの言葉を添えて大切な人に郵送できるように、常温保存のスイートポテトを使用。「芋」という漢字を解くと、「サ」と「チ」に見えることから、“シアワセ”という意味を込めて『サチ』と命名されました。

焼き芋の風味が香ばしい『北海道スイートポテト』は、バターとさつま芋の甘さと風味が引き立つ人気の商品です。

本店で限定販売されている『びっくり3倍カスタードスイートポテト』は、その名の通りカスタードクリームが3倍も使われています。「もっとクリームを!」というお客様の声から誕生しました。

ぜひ召し上がってほしい絶品菓子5選

スイートオーケストラのお菓子は、個性的なものばかり。内海さんが「ぜひ召し上がってほしい」という5つを紹介します。

クリームあんドーナツ

「ドーナツの中に生クリームが入っていたら美味しいだろう」というシンプルな発想によって誕生しました。スイーツ好きはもちろん、「スイーツは苦手」という人もメロメロにする美味しさです。

さっぽろ赤レンガショコラ

白石区は良質な粘土が採掘されたことから、明治時代にレンガの生産が行われていました。『さっぽろ赤レンガショコラ』は、札幌の街づくりに貢献したレンガに敬意を表して発売されました。

原材料には北海道産のバタークリームをたっぷりと使用。美味しいスイーツを知りつくしている百貨店の物産展担当者に「これまでの中で一番おいしいチョコレートケーキだ」と称賛された逸品です。

白石あんぱん

2021年の“札幌白石命名150年”を記念して、白石区内の企業で取り扱っている原材料のみで商品化しました。お餅のようにあんこが伸びるのが特徴で、2022年3月に行われた全国的なパンのイベント『パンのフェスアワード2021』に出店し、1日1,000個を完売。金賞を受賞しました。

白石ジャムあんぱん(「スイートオーケストラ」限定販売)

2023年度のパンイベントへの出品のために開発されました。『白石あんぱん』に、浦河町の農園で栽培されたいちごを100%使用。甘みを抑えた果肉感のあるソースが美味しく、いちご大福のような食感です。

おもっちーず

最後にご紹介するのは、『おもっちーず』。冷えても硬くなららない特殊製法で、口の中でレアチーズケーキが溶け出します。和菓子をバックボーンに持つ、「わらく堂」らしい商品です。『おもっちーず』、『おもっちーずしょこら』、『おもっちーずいちごバター』、『おもっちーず夕張メロン』などがあり、すべて食べたくなります。

 

「わらく堂」では、「高品質なお菓子で、たくさんの人を笑顔にしたい」の社訓どおり、お客様に寄り添った商品づくりが実践されていました。多くの商品はオンラインショップで購入できますが、「スイートオーケストラ」限定商品もたくさんあります。ぜひ店舗に足を運んでみてください。

<店舗情報>
■スイートオーケストラ
■住所:北海道札幌市白石区栄通7丁目6-30
■電話番号:0120-11-3126
⇒営業時間など詳細はこちら

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