なまらめんこい!50匹ものキツネとタヌキを放し飼いしている珍しい牧場とは【北見市留辺蘂町】
「北海道日本ハムファイターズ」の公式チアリーダー「ファイターズガール」が躍る『きつねダンス』が人気ですね。今回は、本物のキタキツネに会える施設をご紹介します。
北見市留辺蘂町にある「北きつね牧場」は、50匹余りのキタキツネとエゾタヌキが放し飼いされている牧場。札幌の円山動物園や旭川の旭山動物園などでも、キタキツネが飼育されていますが、こんなにも間近に見ることができるのは「北きつね牧場」だけです。
昭和時代の観光施設の雰囲気そのまま「北きつね牧場」
「北きつね牧場」は北見市留辺蘂町の温根湯(おんねゆ)温泉郷にあります。
赤い屋根に白い大きな文字で「北きつね牧場」と書かれた大きな建物。オープンしたのは1983年だそうです。
建物に入ると、キツネの着ぐるみが出迎えてくれます(人は入っていませんでした)。
クマや鮭の木彫りの置物に物産品、キタキツネグッズなどが販売されていて昭和時代の観光施設の雰囲気そのままです。
キタキツネが自由に歩き回る
入場料を支払って中に入ると「注意! 手袋・手荷物に気を付けて!! きつねに取られないように注意して下さい」と大きな注意書きがあります。顔を近づけるとマスクを取られることもあるので注意しましょう。
ちなみに、入園料は大人(高校生以上)が500円、中学生400円、小学生300円、幼児無料で、20名以上で団体割引があります。
今年の春に生まれたばかりの子ぎつねたちは、まだ放し飼いされずに『こぎつねハウス』の中で飼育されていました。まるでキタキツネの幼稚園です。
通常の動物園では柵の中にいる姿しか見ることができませんが、「北きつね牧場」では遊歩道の脇をキタキツネが自由に歩き回ったり、寝転んだりしています。
キタキツネと聞くとエキノコックスが不安という方もいるかもしれませんが、「北きつね牧場」ではエキノコックス感染症の対策を万全にしているので安心です。
人が近づいても警戒することもなく、のんびりくつろいでいる姿。ここはキタキツネにとって楽園なんでしょうね。
エゾタヌキも一緒に放し飼いされているそうですが、ホームページによると「とても恥ずかしがり屋なので、よく見える場所まで出てきてくれたらあなたはとってもラッキー」なんですって。
施設の人が歩くと、エサをおねだりしているのでしょうか、足元にたくさんのキタキツネが集まってきていました。
「北きつね牧場」は年間を通じて営業していて、冬には冬毛でモフモフのキタキツネに会えるそうです。
「北きつね牧場」周辺のお楽しみ
「北キツネ牧場」の目の前を流れる無加川を挟んだ向かい側には、「道の駅おんねゆ温泉」があります。
敷地内には、高さ20mもある世界最大級のハト時計『果夢林(かむりん)』や、日本で唯一の水族館プロデューサーである中村元さんが手掛けた、滝つぼを見上げる水槽がある「北の大地の水族館」など見どころ満載。また、周辺には日帰り温泉が楽しめる施設もありますよ。
今回は、50匹余りのキタキツネが放し飼いされている「北きつね牧場」をご紹介しました。周辺エリアでは、淡水魚の水族館、日帰り温泉、北見の特産品が並ぶ売店、ソフトクリームやラーメンが食べられる食堂など、魅力ある施設がたくさんあります。留辺蘂町に行った際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
<施設情報>
■北きつね牧場
■所在地:北海道北見市留辺蘂町花丘52番地1
■電話番号:0157-45-2249
⇒開場時間など詳細はこちら
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