沓澤カリー

グルメな旭川市民が愛する「会えたらラッキーなカレー店」買物公園に実店舗オープン

2022.06.04

近年、コロナ禍の影響で店舗の時短営業や飲酒の制限、休業の要請が続きました。飲食店は打撃を受け、閉店や休業のまま再開しないお店も少なくありません。そんななか増えたのが、テイクアウトやキッチンカー、居酒屋のランチ営業などです。

今回ご紹介する新店のオーナーさんは、旭川市内の歓楽街でバー「深夜食堂もじもじ」を経営するマスター。やはりコロナ禍の影響で営業が難しくなり、2021年6月よりカレーのキッチンカーをスタート。イベントではもちろん、旭川市民にもそのおいしいカレーの味わいは大人気となりました。その人気ぶりから、2022年2月になんと実店舗をオープン!

そんなキッチンカーから店舗のオープンに至った経緯、お店の雰囲気や味わいをご紹介します。

キッチンカーから店舗をオープン!「沓澤(くつざわ)カリー」

今回お話を伺ったのは、「沓澤(くつざわ)カリー」店長の高橋翔子(たかはししょうこ)さん。当初はキッチンカー「ゴロチキカリー号」で販売をしていたスタッフだったのだとか。

オーナーさんから店長に抜擢され、2022年2月、店舗をオープンしました。

場所は北海道旭川市内、駅前から1キロメートルほど続く平和通買物公園の終点に近い、7条通りです。近くには「旭川フードテラス」、お弁当・お惣菜店「七福弁当 鈴木商店」、テレビドラマの撮影地となった洋食店「自由軒」など、人気のお店が軒を連ねています。

「店舗を開店しようと場所を探していたときに、たまたま見つかったのがこの場所でした。もとは居酒屋さんだったようですね。わたしはオープン前から新しいメニューの開発にも携わり、新メニューの“スープカレー”も開発させてもらいました」と高橋さん。

「店長として一番大変なことは、材料や在庫の管理など、先々を見越して発注することです。もともとそういった仕事は未経験だったので、慣れるまでは大変でした」とご苦労もお話しくださいました。

店内は木をふんだんに使ったナチュラルな雰囲気。照明や壁に飾られた装飾もステキです。平日にも関わらず、サラリーマンや女性客、お子さん連れの方など、さまざまなお客さんでにぎわっていました。

高橋さんに店名「沓澤カリー」の由来を聞いてみると……「沓澤さんというアルバイトの方がいて、店名を決めるときに、その方の名前とカリーをくっつけるとなんだかカッコイイね!ということで、オーナーさんやスタッフで決めました」とのこと。

ユニークな発想は、楽しんでお仕事をしているスタッフさんたちの雰囲気からも伝わってきました。

おすすめはキッチンカーでも人気の「ゴロチキカレー」

キッチンカー「ゴロチキカレー号」で一番人気だったメニュー『ゴロチキカレー』は、店舗でもメニューの一番上にありました。やはりお店でも一番人気。

「ゴロチキカレー号」のお客さんが、実店舗に訪れてくれることが多いようです。また、お子さんもいただけるクリーミーでマイルドなカレーもあるので、家族での利用も多いのだそう。『お子様プレート』は、甘口の『バターチキンカレー』がメインなのが嬉しいですね。

人気メニューが両方楽しめる「ゴロバタカリー」をいただく

筆者もカレーをいただいてみました。一番人気の『ゴロチキカレー』と『バターチキンカレー』があいがけになった『ゴロバタカレー』です。

両方を一皿でいただける贅沢なカレー。ランチタイムだったので、セットにするとサラダや飲み物もついてきてとてもお得です。平日だけではなく土曜日もランチセットがありますよ(日曜日は定休日)。

本当に大きなチキンがゴロっとたくさん入っている『ゴロチキカレー』はちょっとだけスパイシー。食欲がそそられ、ごはんが進みます。『バターチキンカレー』は甘く優しい味わい。ランチセットのサラダには生ハムがのっていてリッチな味わいでした。飲み物はコーヒー(ホットかアイス)、コーラ、烏龍茶から選べます。

 

「沓澤カリー」では、テイクアウトやデリバリーサービスもあるそうです。キッチンカーを見つけるのが大変だったり、どの場所にいるか情報を得るのが難しかったりする方は、ぜひ店舗で一度味わってみてはいかがでしょうか。濃厚でスパイシーながら優しい味わいのカレーは、誰もがおいしいと思うはずです。

<店舗情報>
■沓澤カリー
■住所:北海道旭川市7条通8丁目 パルク7.8 1階
■電話番号:0166-25-9219
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