ラム肉のおいしさに驚いた…知る人ぞ知る隠れ家のような「羊肉専門カフェ」（旭川市3条通）

2022.03.06

まみ@writer

コロナ禍が続きますが、そんななかでも新しくオープンするお店を見かけるとワクワクした気持ちになります。北海道・旭川市では、昨年2021年、中心部に多くのお店がオープンしました。

そのひとつが、自社牧場のラム肉を使った“ラム肉専門”のカフェ。昭和の時代からある古い雑居ビルの奥深くで2021年オープン。札幌でも人気の「MORIHICO.」のコーヒーと一緒にいただくラム肉ランチをいただいてみました。

インパクト大！「KATUNOJOH CAFE（カツノジョーカフェ）」という店名

出典: 北海道Likers

「カツノジョーカフェ」は、羊肉料理とコーヒーの羊肉専門店です。なかなかインパクトのある店名ですよね。

お店を一人で切り盛りするのは店長の大森さん。「店名はオーナーが決めました。屋号なのだそうです。オーナーは牧場を経営していて、当店はその自社牧場のラム肉をお料理として提供するお店として、2021年10月にオープンしたんです」

ラム肉の種類はサフォーク種。顔と手足の先が黒く、ラム肉としては最高級の品種です。サフォークは脂身は少なく赤みが多く、ラム肉独特の匂いがないといわれています。

自社牧場で育った自信のラム肉をより多くの人においしく食べてもらいたい、その想いでオープンされました。

雑居ビルの4階へは階段で。レトロで昭和な場所

出典: 北海道Likers

雑貨店や会社事務所、小さな映画館、そしてアパートとして暮らしている人もいるまさに雑居ビル「緑橋ビル」。その1号館4階に「カツノジョーカフェ」があります。

エレベーターはないので階段をコツコツと上がりますが、何階かはどこにも書いていないので数えていないとわからなくなりますよ。筆者は4階だと確信して進んでいくと3階だったということが、2度ほどありました。

そんな昭和時代の雰囲気そのままの時間が止まったビルの4階をお店の場所に選んだのは、たまたまこの場所が空いていたからだったといいます。

出典: 北海道Likers

小さな看板が、ネイビーブルーのドアについていました。

お店のなかの様子は廊下からはまったく見えません。そんなお店ってちょっと緊張しますよね。

開けてもいいのかな？と、ちょっと迷いますが思い切ってドアノブをひねり、入ってみました。

出典: 北海道Likers

すると広がるのは、窓からの光が明るく差し込むオシャレなカフェ。オシャレでナチュラルテイストなインテリアがとてもステキ。

靴のまま入店し、空いている好きな席へ座ります。カウンター席、窓辺の席、ソファ席、テーブル席と、こぢんまりとした店内ですが、ランチタイムは次々にお客さんが来店し、お店の方にお話を伺う時間がないほど。オープンして2か月ですが、すでに話題を集め、人気店なのがわかりました。

オープンはランチタイムのみ。コーヒーもおすすめ

出典: 北海道Likers

営業しているのはランチタイムのみ。ランチメニューはその日により変わることもあるそうですが、この日は『ラム肉のスープカレー』『ラム肉のクリームパスタ』『ラム肉のボロネーゼ』の3種類がありました。

筆者は『ラム肉のクリームパスタ』をオーダー。ドリンクセットのコーヒーには、深煎りの『No.1フレンチ』を選びました。

ドリンクはコーヒーを中心にしたものが多めです。その理由は、「カツノジョーカフェ」は札幌に本社がある「MORIHICO.」が旭川市内に1号店としてオープンした「MORIHICO.緑ヶ丘テラス」の姉妹店だから。同店では、「MORIHICO.」のコーヒー豆を使い、豆によって抽出方法も変えながらていねいにハンドドリップしているそうです。