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お取り寄せ不可!来ないと買えない、カラフルなチーズに詰まった郷土愛(旭川市)

旭川市江丹別(えたんべつ)は、周囲を山に囲まれた自然豊かな地域。この江丹別にあるのが「旭川あらかわ牧場」です。牧場のなかに建てられた小さなチーズ工房では、旭川に来ないと手に入らない貴重なチーズが造られています。

今回は、このチーズを造っている「旭川あらかわ牧場」2代目の荒川求さんに、チーズ造りにかける想いをお聞きしました。

江丹別にある「旭川あらかわ牧場」

「旭川あらかわ牧場」があるのは、旭川市の最も北に位置する江丹別。

夏には30℃、冬には-30℃まで冷え込むことがある厳しい自然環境のなかで、牛たちはたくましく育っています。

江丹別の豊かな自然に囲まれた牧場のなかに建てられた小さなチーズ工房。

このチーズ工房で、搾りたての新鮮な牛乳を使って手造りされているのが「旭川あらかわ牧場」の『グリーンチーズ』です。

緑じゃないのに「グリーンチーズ」って?

グリーンチーズといっても緑色をしたチーズではありません。グリーンチーズとは、熟成する前の若いチーズのこと。フレッシュなミルクの風味とさっぱりとした味わいが特徴です。通常、チーズは熟成させてから販売されるため、グリーンチーズが流通することはほとんどないそう。

「旭川あらかわ牧場」の『グリーンチーズ』は、表面をワックス(食品用のロウ)でコーティングしているため、家庭の冷蔵庫でも、カビを生やすことなく好みの味に熟成させることができます。

製造から1週間経った『グリーンチーズ』はモッツァレラチーズのようなさっぱりと淡白な味わい。熟成させるにしたがって濃厚なチーズの味と香りに育ちます。「旭川あらかわ牧場」のグリーンチーズは、育てる楽しみがあるチーズです。

ワックスの色によって4タイプのチーズがあり、“赤”は熟成するほどにコクがでるタイプ、“白”は熱を加えることでミルクの風味を楽しめるタイプ、“橙”はチーズらしいまろやかな酸味が特徴のタイプ、“茶”はおつまみにぴったりのスモークタイプです。

チーズを買うために旭川や江丹別に来てほしい

グリーンチーズとあわせて人気なのが、和の風味を付けたチーズ『和乾酪(わかんらく)』。

ワインだけでなく日本酒や焼酎などの和酒にもあうチーズです。

この『和乾酪』の“黒にんにくしょうゆ”が、『第13回 ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト』で金賞を受賞。全国のチーズ好きの方の注目を集めています。

「旭川あらかわ牧場」のチーズは、旭川市内の農産物直売など数カ所で販売されていますが、インターネット通販などは行っていないためお取り寄せはできません。

その理由は「チーズを買うために旭川や江丹別に来てほしい」という荒川求さんの郷土愛から。

しかし、旭川や江丹別のことをもっと多くの人に知ってもらいたいと、全国各地で開催される物産展やイベントには積極的に出店しています。出店情報は、ホームページやFacebookでご確認ください。

 

旭川市のふるさと納税の返礼品にも選定されている「旭川あらかわ牧場」のチーズ。食べたい方はぜひチェックしてみてください。

<施設情報>
■施設名:旭川あらかわ牧場
■住所:北海道旭川市江丹別町拓北582-4
■電話番号:0166-73-2107
■HP:https://asahikawa-arakawa-bokujou.com/
■Facebook:@asahikawa.arakawa.bokujou

【画像】旭川あらかわ牧場

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