寒くないの?北海道民キャンパーに聞く、秋キャンプで「気を付けるべきこと」5つ
北海道でキャンプといえば夏がトップシーズン。ですが最近のキャンプブームのせいか、4月末のゴールデンウィークのスタートから秋まで、テント泊でのキャンプを楽しむ人が増えてきました。
秋~冬でも薪ストーブを使ってテント泊を楽しんだりコテージやバンガローに宿泊すれば、まだまだアウトドアを楽しむことができます。
ですが、北海道は10月になると気温が一桁の日があったり、日中はあたたかくても夜は氷点下になる日も出てきます。秋の北海道でキャンプを楽しむにはどんなコツがあるのでしょうか。また、気を付けたいこととは? キャンプをいつも楽しんでいる道産子キャンパーがご紹介しましょう。
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秋のキャンプの「楽しみと魅力」4つ
1:汗をかかない、虫がいない
夏はやぶ蚊やブヨなどの虫が多く、虫除けスプレーやかゆみ止めなどが必須アイテムでしょう。とくに川や湖など水場の近くにあるキャンプ場はいくら虫除けや蚊取り線香を使っても、刺されるのは当たり前。ですが、北海道は秋になると寒いために虫がほとんどいなくなり、虫刺されの心配はほぼなくなります。
また、秋は気温がぐっと下がり、汗をかいて肌がべたつくこともありません。
快適に過ごせることが秋キャンプの大きな魅力のひとつでしょう。
2:秋の味覚がおいしい
秋は収穫の季節。新米やとれたての野菜、果物、魚など、北海道も秋の味覚がいっぱいですね。
キャンプ場近くのスーパーや道の駅などに立ち寄り、キャンプの食材に取り入れてみてはいかがでしょうか。
3:秋の夜長を楽しめる
秋は日の入り時間が早く、夕方5時前からすっかり暗くなります。夜はランタンの灯りや焚き火が映えますね。焚き火やランタンの灯りを見つめながらあたたかな飲み物を飲んだりおしゃべりしたりと、秋の夜長を楽しめることでしょう。
焚き火はキャンプの醍醐味。時間の許す限り楽しみたいですね。
4:温泉が気持ちいい!
寒い夜は体が冷え切ることもあります。そんなときはキャンプ場から徒歩で行ける温泉があると嬉しいですね。しっかりあたたまると朝までぐっすり眠れそう!
または、キャンプ場をチェックアウトした帰り道に寄るもいいですね。疲れや冷えが癒されることでしょう。
秋のキャンプで「気を付けたいこと・準備」5つ
1:急な天候の変化に対応できる服装を準備
秋はお天気が変わりやすいもの。天気予報は晴れマークでも、曇りが晴れなかったり突然雨が降ってきたりするものです。また、日中はお日様が出てぽかぽかしていても夕方から夜にかけて急激に冷え、気温が一桁になることもあります。
そのため、レインウエアやフリースなどの防寒着や、体温調節のしやすい重ね着を心がけましょう。
2:焚き火や湯たんぽなど寒さ対策を考えよう
日中でも焚き火をしながら暖をとっておくことで夕方からの急激な気温の低下にも対応できるでしょう。眠るときに備え、湯たんぽも用意しておくといいですね。シュラフ(寝袋)の足元に入れておけば、寒くて眠りにつくことができないといったことも避けられます。
また、キャンプ場の炊事場の水道はほとんどが水です。寒い季節に素手で食器を洗うのはとても辛いもの。少し厚手のゴム手袋を用意しておけば難なく食器洗いができますよ。ゴム手袋は秋キャンプの必須アイテムです。
3:テントの形状や素材に注意
秋は雨や風が多くなる季節。テントは裾にスカートがついているものをおすすめします。雨や風を防ぐので、スカートのないものよりもかなりあたたかく過ごせるでしょう。
また、ツールームテントは寝室とリビングスペースがあり、外に出ることなく食事や休憩が可能です。もしもテントを新調する際は、ツールームを用意しておけばオールシーズン対応可能。
4:シュラフは冬対応のものを用意しよう
シュラフにも適切なシーズンがあり、夏は軽く涼しいものを、秋や冬はダウン素材や中綿を増量したものや頭をすっぽりかぶせることができる形状のものがあたたかくおすすめです。
エアマットなどを敷き、テントの床にシュラフを直置きしないことで冷えを断つことができますよ。
テントのサイズに余裕がある場合は“コット(外用簡易ベッド)”も最適。地面からの冷えを取り込むことなく快適に過ごすことができますし、ベンチ替わりにもなるのでおすすめです。
5:天気予報のチェック
誰もがすることかもしれませんが、天気予報と最低気温、雨の確率や風の強さ、日の入り・日の出時間をチェックしておきましょう。とくに最低気温が何時ごろ何度になるのかは、チェックを忘れやすいところです。服装や防寒グッズなど用意するものも変わってくるので、ぜひ確認しておきましょう。
北海道の夏も例年気温が上がり、35度を超える日も多くなりました。もしかしたらこれからはキャンプのトップシーズンが晩夏から秋に変わっていくかもしれません。秋のキャンプは涼しく過ごしやすく魅力がいっぱいです。
今年は秋のキャンプを楽しんでみませんか。
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