
待ち時間ゼロですぐにテント設営!北海道えりも町「百人浜オートキャンプ場」が観光DXによる無人受付システムの実証実験を開始
2024年6月に国立公園に指定された『日高山脈襟裳十勝国立公園』に位置し、豊かな自然を満喫できる北海道えりも町の『百人浜オートキャンプ場』。週末や連休には多くのキャンパーで賑わう人気の施設ですが、到着時の受付待ちに時間を取られてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんな煩わしさを解消し、よりスマートで快適なキャンプ体験を提供するための画期的な実証実験がスタートしました!
全国25の自治体とまちづくり事業を共創する『株式会社FoundingBase(ファウンディングベース)』は、運営委託を受けている同キャンプ場において、タブレットやスマートフォンを活用した『無人受付システム』のテスト導入を開始しました。
単なる“省人化”にとどまらず、地方の観光施設が抱える人手不足を解消し、地域経済をさらに回していくための最新の観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の全貌をご紹介します。
スマホでチェックイン!キャンパーの“すぐ遊びたい”を叶える新体験
大自然のなかでのキャンプ。到着したらすぐにテントを設営して、のんびりとした時間を過ごしたいですよね。
今回導入された無人受付システムでは、利用者は備え付けのタブレット、または自身のスマートフォンからセルフチェックインを行えます。システムがオートサイトやフリーサイトなどの空き区画を自動で判別して提示してくれるため、対面での受付を待つことなく、到着後スムーズに滞在拠点へと向かうことが可能です。
さらに、これまでスタッフが口頭で都度行っていた施設ルールの説明も、動画やFAQサイトといったデジタルコンテンツへと移行。自分のスマホでいつでも確認できるため「聞き逃してしまった」という心配もなくなり、案内の質が均一化されるというメリットも生まれています。
アナログ管理からの脱却。「なっぷ」連携とセルフレジで現場の課題を解決
地方の公共施設では、いまだに紙の帳簿での顧客管理や、予約サイトと当日利用の二重管理といったアナログな運用が常態化しているケースが少なくありません。『百人浜オートキャンプ場』でも、受付や施設説明にスタッフの時間が奪われ、本来注力すべき魅力向上や誘客施策にリソースが割けないという構造的な課題を抱えていました。
そこで今回の実証実験では、国内最大級のキャンプ場予約サイト『なっぷ』とデータを連携させることで、ダブルブッキングを自動で回避。さらにセルフレジを導入し、非対面での決済を実現しました。
実証実験の期間中は、スタッフの受付工数の削減時間や、スタッフの介入なしでチェックインを完了できたシステム完遂率を計測し、利便性と効率性をFACTベースで可視化しながら、さらなるシステム改善へとつなげていきます。
DX化の真の狙いはコスト削減ではなく“地域経済の向上”
この取り組みを主導する『FoundingBase』が目指しているのは、単なる人件費のカットではありません。
これまで紙の中に眠っていた顧客データをデータベース化し、“いつ・誰が・どこから来たか”を正確に把握することで、より戦略的なマーケティングや意思決定が行えます。
そして何より重要なのがリソースの再分配です。省人化によって生まれたスタッフの時間を、施設内での新たなアクティビティ企画や特産品の販売など、収益を生む活動へと再投資すること。これこそが、『百人浜オートキャンプ場』を“まちの経済を動かす拠点”へと進化させる、観光DXの真の目的なのです。
国立公園の魅力を未来へ!えりも町長も期待を寄せる持続可能な観光モデル
今回の実証実験スタートにあたり、北海道えりも町の大西正紀町長からも次のような公式コメントが寄せられています。
「近年増加傾向にあるインバウンドへの対応や人手不足という地域課題に対し、テクノロジーを活用した持続可能な観光経営を実施していくことは必要不可欠なものとなってきており、今回の取り組みはそのモデルケースのひとつと考えております(一部抜粋)」
全国の自治体が直面している人手不足と観光DXという大きな課題。えりも町と『FoundingBase』の強固な連携による今回のチャレンジは、持続可能な地域経営の新たな光となるはずです。
北海道Likers編集部のひとこと
受付待ちのストレスがなくなり、スマホ一つでスマートにキャンプを始められる。利用者にとって嬉しいだけでなく、それが地域のスタッフの働き方を改善し、ひいては魅力的なまちづくりに繋がっていくという、まさに“三方よし”の素晴らしい取り組みですね!
『日高山脈襟裳十勝国立公園』の雄大な自然と、最新のテクノロジーが見事に融合した『百人浜オートキャンプ場』。
今年のキャンプシーズンは、ぜひえりも町へ足を運び、この新しい観光体験を肌で感じてみてください。
文/北海道Likers 画像・参考/株式会社FoundingBase
※この記事はリリース時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。











