
無人駅が「幸せの駅」へ。町民が全力で祝福する北海道・鹿部駅の“駅婚”が全国からカップルを募集
無人駅と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか?ひっそりと静まり返った寂しい場所を想像する方も多いかもしれません。しかし、北海道・鹿部町にあるJR鹿部駅は違います。
ここは今、地域の人々が集い、人生の節目を祝う『幸せの駅』として生まれ変わろうとしています。 2026年10月3日(土)、この鹿部駅を舞台に、全国的にも珍しい無人駅での結婚式『15時31分のウエディング(駅婚)』が初開催されます。
現在、全国から限定1組のカップルを募集中! なぜ無人駅がウエディングの舞台になったのか、そこには町民たちの温かい想いから生まれた、ある感動的なストーリーがありました。
きっかけは一つのサプライズ。「駅コン」が「駅婚」に変わった日

画像:鹿部温泉観光協会 シカベステーション
そもそも鹿部駅では、無人駅を“人の集まる場所”として再生させるため、2024年から『15時31分のコンサート(駅コン)』や『一日駅長』といった文化事業を継続的に開催してきました。転機が訪れたのは、2025年7月の『一日駅長』イベントでのこと。
翌日の七夕に入籍を控えた女性が駅長を務め、婚約者と共に駅を訪れました。そこで待っていたのは、当日の演奏者である鹿部町民たちからのサプライズ演奏。温かい祝福の空気に包まれ、男性が感動する場面もあったそうです。

画像:鹿部温泉観光協会 シカベステーション
この心温まる出来事は、北海道の総合情報誌でも“駅コンから駅婚へ”と紹介され、鹿部駅が“幸せを生む駅”として注目される大きなきっかけとなりました。今回のウエディング企画は、決して突拍子もないアイデアではなく、こうした地域住民の自然な祝福の文化から生まれたものなのです。
列車入場から「出発進行」まで。鉄道ファンも歓喜する唯一無二の挙式
今回募集されている『15時31分のウエディング(駅婚)』は、駅という旅立ちの象徴を舞台にした唯一無二のプログラムが用意されています。当日は15時26分、新郎新婦が実際に列車に乗って鹿部駅に到着するところからスタートし、町民やゲストがお出迎え。

15時31分からの人前結婚式(待合室)では、生演奏のなかで誓いの言葉や指輪交換が行われ、鹿部駅オリジナルの『鉄道婚証明書』が授与されます。 その後は“駅コン”による祝福の特別コンサートが行われ、駅名標の前で『人生の次の駅へ向かう誓い』を実施。フィナーレとなる16時39分には、新郎が駅長帽、新婦が一日駅長タスキを身につけての『出発進行セレモニー』が予定されています。
鉄道好きのカップルはもちろん、ありきたりな結婚式ではなく特別な思い出を残したい二人にとって、これ以上ない舞台となっています。
挙式費用は無料!全国から「一日駅長」カップル1組を募集
この地域一体型ウエディングの主役となるカップル1組を、現在全国から募集しています。年齢や居住地は一切不問。驚くべきことに、人前式の挙式費用は無料となっています(衣装・ヘアメイク・着付け・写真撮影・ホテル控室等については、準備できるところを紹介してもらうことが可能)。
応募期間は2026年6月30日(火)までとなっており、シカベステーション公式HPから応募が可能です。
北海道Likers編集部のひとこと
過疎化や無人化が進む地方の駅を、ただ通り過ぎるだけの場所から“人生の特別な時間を刻む場所”へと再生させた鹿部町の取り組み。町民が自然に祝福に参加する鹿部ならではの温かさは、豪華なチャペルにも負けない、一生の宝物になるはずです。
2026年10月、鹿部駅で「出発進行」の合図を響かせるのは、どんな二人なのでしょうか。
文/北海道Likers編集部 写真・参考/鹿部温泉観光協会 シカベステーション
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