空港関係者に聞いた「飛行機だからこそ楽しめる北海道の絶景」2つ

『北海道エアポート株式会社』(以下、北海道エアポート)は、北海道内7つの空港(新千歳空港・稚内空港・函館空港・釧路空港・旭川空港・帯広空港・女満別空港)を一括運営する会社です。“空港”というと飛行機に乗る前後の場所というイメージが強いですが、実は空港の管理や運営にはさまざまな仕事があるのだそう。

今回は、『北海道エアポート』地域共生部の西野紫乃さんと、観光開発部の寺田早紀さんに北海道のおすすめの絶景や、目からウロコの“旅ワザ”を教えてもらいました!

「北海道エアポート」の活躍

『北海道エアポート』は新千歳空港・稚内空港・函館空港・釧路空港・旭川空港・帯広空港・女満別空港の7つを運営しています。道内には13個の空港がありますが、国内線の約98%、国際線の100%を担っているのだそう。

空港というと『JAL』や『ANA』などの航空会社が経営していると思われがちですが、航空会社は飛行機を運航する会社。飛行機が飛んでくる滑走路や利用者にお馴染みのターミナルビル、土産店が並んでいる建物などは空港運営会社である『北海道エアポート』が管理や運営を行っています。

また、冬の時期、滑走路の除雪を行っているのも同社。各空港で大雪に見舞われると、できる限り航空機の運航に影響が出ないよう除雪隊が活躍します。ちなみに滑走路の長さが3,000m・横幅が60mある新千歳空港の場合、わずか20分で除雪を行っているとのこと!

夏には鹿やキツネなどが滑走路に侵入することが多く、それらを追い払うこともしています。利用者が安心して飛行機に乗ったり、搭乗の前後の時間を快適に過ごせたりするように、さまざまな業務を通じて滑走路が守られています。

飛行機だからこそ楽しめる「北海道の絶景」とは

北海道の魅力を国内外にPRする活動も行っている『北海道エアポート』。例えば、旅の行きと帰りで別の空港を利用することで、広い北海道を効率よく旅することができるといいます。

先日、道内便を利用して旅を楽しんだという寺田さん。その内容は、まず釧路空港に入り釧路周辺を観光。続いて川湯温泉のある弟子屈へ。さらに網走で流氷を見学し、最後に女満別空港から戻ってくる……という充実ぶり! 「北海道は広くて移動時間がかかる」とお悩みの方も多いと思いますが、行きと帰りで空港を変えるという発想は目からウロコの“旅ワザ”ではないでしょうか。普段とは異なる行程を楽しむことも、旅の醍醐味といえそうです。

さらに、道内便の飛行機ならでは旅の魅力もあるそう。それは空から見える“北海道の絶景”! 道内便はプロペラ機のため、道外へ行くときなどに乗るジェット機よりも低い高度で飛行します。そのため、上空から地上の景色がしっかり見えるのだとか。

今回は、寺田さん・西野さんおすすめの絶景スポットを紹介してもらいました。

1:【寺田さんおすすめ】函館上空から見る「五稜郭公園の桜」

春に函館へ向かってくる便から見える『五稜郭公園』。ピンク色に咲く桜がきれいな星型になって浮かぶ様がかわいらしく、とても贅沢な景色。畑や山脈など北海道の雄大な景色を楽しみながら移動できるのは飛行機の旅ならではの魅力です。

2:【西野さんおすすめ】稚内から新千歳空港へ向かう便から見る「夕日に染まる利尻富士」

北海道の最北端の稚内から新千歳空港に向かう便では、右側に『利尻富士』が一望できます。特に夕方の日の入りの時間帯はおすすめ。夕日に染まった『利尻富士』の姿が海に浮かぶように見えてくる様は、空からしか見られない贅沢な光景。天気によって見える景色が変わるのも魅力です。

その日の天候や時間でさまざまな表情を見せてくれるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

「トラベルコンシェルジュ」機能で自分だけの旅行プランを作ることができる!

『北海道エアポート』では『GATE TO HOKKAIDO』という観光サイトを運営しています。エリアやテーマごとの観光情報や、自分好みの旅行プランが作れる『トラベルコンシェルジュ』の機能などがあります。

『トラベルコンシェルジュ』は、日程や旅のテーマ、利用空港などを設定すると、希望に沿ったおすすめのルートを表示してくれます。ルートには空港からのアクセスや宿泊施設、観光スポットなどの情報も含まれているので、旅の計画作りに役立ちそう。

また、豪華賞品が当たるキャンペーン『空旅グランプリ』も実施(募集は終了しました)。北海道を発着にした理想の旅行プランを考えて応募すると、最優秀賞には10万円分のJTBトラベルギフト券が! ほかにも入選者には航空券やモデルプレーンなどがプレゼントされるなど、わくわくするようなキャンペーンが実施されています。

GATE TO HOKKAIDO のX(旧Twitter)(@haptravel_tw)と Instagram(@haptravel_ig)でも北海道の魅力的な写真や動画、旬な情報やお得なキャンペーンなどが定期的に発信されているので、ぜひチェックしてみてください。

あなたの北海道“LIKE”は?

今回、『北海道Likers』がお届けするラジオ番組『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』2024年3月2日(土)放送回に出演し、北海道の“旅の楽しみ方”を教えてくれた『北海道エアポート』地域共生部の西野紫乃さんと、観光開発部の寺田早紀さん。

そんなお二人に“北海道LIKE=北海道や地域のここが好き!”を教えてもらいました。

【西野さん】
私は約9年間北海道から離れていたのですが、北海道に帰ってきて「空気の美味しさ」「豊かな自然」に改めて感動しました。
そして、その土地の自然を活かしたワインやクラフトビール、日本酒、クラフトジン等々、熱い作り手によるこだわりの“地酒”が増えていることも驚きでした。(そして美味しいのです……!)

私にとって旅の楽しみのひとつが“宿”なのですが、特に、北海道に多い“オーベルジュ”が大好きです。
料理人の方の想いや生産者さんのこだわりを聞きながら、その土地でいただく旬の食材の美味しさは格別で、大きい規模ではないからこそのおもてなしに心が温まり、同じ宿に泊まっている方との出会いも大好きです。

お取り寄せグルメや、YouTube等で現地に行かずとも色々な物や情報が手に入る世の中ですが、現地だからこそ得られる感動は代えがたいです。

【寺田さん】
ありきたりかもしれませんが……北海道の「自然」が大好きです。

生まれてからずっと北海道に住んでいる私ですが、北海道エアポートでの仕事を通じて、改めて北海道の魅力に気付き、さらに北海道が好きになりました。

国立公園が6つもある北海道は、壮大で、美しい景色が当たり前のように存在していますが、その自然の成り立ちや歴史、地域の方々が守り続けてきた背景、そして今に繋がるストーリーを学ぶことで、これまで当たり前だった自然や風景がどんどん輝いて見えるようになり、今では休日も、カヌーやトレッキング、サウナなど、北海道の自然の中での時間を楽しんでいます。

さらに、ラジオに出演した感想を伺いました。

【西野さん】
とても緊張したのですが、北海道Likersのバトンを繋がせていただけたこと、大変光栄でした。

北海道エアポートのこと、北海道の空旅の魅力が少しでも多くの方に届いていると嬉しいです!

北海道を元気にし、北海道の未来に貢献できるような会社を目指して、これからも様々な取組を行っていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

【寺田さん】
とっても緊張しましたが、女子会気分で楽しく収録させていただきました。

今回、出演させていただくにあたり、北海道エアポートの業務の幅広さ、そして可能性を、私自身も再確認する機会となり、これからも様々な観点で、空港や北海道を支えていきたいと感じました。

北海道LIKEな皆さんと力を合わせて、もっともっと北海道を盛り上げていきたいですね!

『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』は、“北海道でいちばん聴かれているラジオ局”として支持される『株式会社STVラジオ』と連携し、STVラジオDJ・田村みなみさんと、『北海道Likers』プロデューサー・柳澤美空がメインパーソナリティとして、北海道を盛り上げている人や次のトレンドを創る人(=ライカーズ)をゲストに迎え、あふれる北海道愛を声(=Voice)でお届けしています。

これまでの放送内容は、『STVラジオPodcast』で聴くことができます。ぜひチェックして下さいね![/hidefeed]

【画像】
北海道エアポート株式会社/株式会社STVラジオ
ぴー、チャッピー、show1218 / PIXTA(ピクスタ)

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