【自転車旅レポート】レンタサイクルで「車では味わえない」十勝の美しい景色を堪能!
観光シーズン本番の北海道。コロナ禍の影響で観光を控える傾向にありましたが、最近では徐々に復活の兆しが見えています。
今回ご紹介するのは、“レンタサイクル”を利用した観光です。車だとすぐに通り過ぎてしまう景色も、自転車だとゆっくりと楽しむことができます。
今回は実際に“レンタサイクル”で十勝を走りましたので、運動不足の筆者と同じ目線でお楽しみください。
まずは「とかっちゃ」でレンタサイクル
JR帯広駅前にある「バスターミナルおびくる」。その建物内に“レンタサイクル”を利用できる「とかっちゃ」はあります。「とかっちゃ」は、帯広観光コンベンション協会レンタサイクル「おびりん」と、エコバスセンター「りくるレンタサイクル」の愛称とのこと。
正面玄関から入って、左手側に受付。
自転車を決めます。
さまざまなタイプのレンタル自転車が計45台。予約は、スポーツタイプに限り5台以上からの受付が可能です。
自転車が決まったら、利用申込書に記入をします。
利用料金は前金制。もし予定時間よりも延長した場合は、返却時に差額を払うシステムです。
今回、筆者の旅のお供は「電動自転車スポーティタイプ」。運動不足でも電動タイプなら安心できそう。
「とかっちゃ」ではヘルメット着用を推奨しているため、今回お借りしました。ヘルメットはレンタサイクル代に含まれています。
自転車旅行の目的地は「幸福駅」
目的地は帯広市にある「幸福駅」。どこに行くか迷いましたが、インターネットのマップで目的地までの所要時間が1時間19分と表示されたため、往復や滞在時間も考慮して目的地としました。
では、国道236号線を南下します。市街地を抜けると、十勝らしい風景が広がります。あいにくの曇り空でしたが、気温が高すぎず、自転車旅行には最適です。
ジャガイモの花。
牧草ロール。
小川。
車だとあっという間に通り過ぎてしまう景色も、自転車だとゆっくり。また、車のように視界をさえぎるものがないため、空の広がりや緑の匂いなど自然を堪能できます。
楽しい自転車旅行の秘訣とは?
途中、水分補給などで休憩を何度か取りながら、目的地の「幸福駅」へ到着。
「幸福駅」の駅舎。こちらは、2013年に建て替えられたものだそう。
駅舎内には、願いごとを記入した切符型のハガキや絵馬などが所狭しと貼り付けられていました。
当時の車両も展示中。
列車内部も見学可能。鉄道ファンの方にはたまらない場所だと思います。
それにしても、幸福駅の到着時間が13時38分。出発が11時20分だったので、往路だけで2時間18分もかかっています。インターネットのマップの所要時間よりも1時間の違いが……。それに加え運動不足の筆者は、ひざがガクガクと震えています。
「とかっちゃ」の職員のお話によると、スポーツタイプの自転車を乗り回すような上級者でも、「帯広駅」から「とかち帯広空港」まで1時間20分はかかるとのこと。インターネットのマップの所要時間は、自転車上級者の時間なのかもしれません。
筆者と同じ運動不足の方でも楽しめる自転車旅行の秘訣は、“所要時間には余裕をもつこと”と“自分の体力に合った目的地選び”だと、身をもって体感しました。
時間的・体力的に厳しい旅となりましたが、久しぶりの自転車は楽しかったです。今度利用するときは、自分の体力に合った帯広市内の公園やグルメ巡りをしようかと計画中です。
十勝の自然の美しさを直に体感できるのは、自転車旅行ならではの醍醐味ではないでしょうか。楽しい自転車旅行の秘訣を守りつつ、ぜひ“レンタサイクル”を利用して十勝を堪能してみてください。
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■店舗名:エコバスセンターりくる
■住所:北海道帯広市西1条南12丁目 帯広駅バスターミナル内
■電話番号:0155-23-5920
■営業時間:レンタサイクル利用時間 9時30分〜17時30分
■貸出期間:ホームページを確認
■ホームページ:レンタサイクル「とかっちゃ」
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