ばんえいグランプリ ミノルシャープ

【ばんえいグランプリ】ファン投票で選出されたスターホースが集結、注目馬は?【津田麻莉奈のばんえい重賞予想】

こんにちは。楽天競馬“ポッ”イントもらっちゃおう娘『ポッ娘』の津田麻莉奈です。

前回は、ばんえい3歳三冠路線の第一弾“ばんえい大賞典”を展望しました。レース当日は朝から降り続いた雨の影響で、馬場水分が3.6%でした。ばんえい競馬では“馬場水分量”が必ず発表されますが、これはレースの展開を左右するとても重要なポイントです。水分量が多くなると、砂がしまってソリの滑りが良い“軽馬場”、反対に水分量が少ない乾いた馬場では、力のいる“重馬場”となります。

スピード勝負の一戦、成長したイオンが圧勝

ばんえい大賞典が行われた馬場水分3.6%は、スピード勝負のまさに“軽馬場”。勝ったイオンは、世代屈指のスピードと障害力を兼ね備えている一方で、これまではゴール前でスタミナ切れになってしまうことが課題でした。しかし今年に入って馬体重は1トンを超え、馬体とともにレースぶりにも成長がうかがえるようになりました。

ばんえい大賞典では第2障害をあっさりクリアすると、リードを保ったまま一度も歩みを止めることなくゴール。槻舘重人調教師はレース後、「今日の馬場状態はプラス材料でまさに恵みの雨」とコメントされていました。3歳三冠の一冠目を制した牝馬イオン。これからますますの活躍が期待されます。

さて、来る8月15日(日)は、“ばんえいグランプリ”が開催されます。

ファン投票で選出された馬が出走するグランプリレース

ばんえいグランプリ ミノルシャープ

ばんえいグランプリ昨年優勝馬 ミノルシャープ 出典: ばんえい十勝

ばんえいグランプリは、ファン投票上位7頭に、通算収得賞金上位3頭を加えた10頭が出走する、ばんえい競馬の夏の風物詩ともいえるレース。1989年に創設され、第3回から第6回までアサギリが4連覇を達成しました。過去にはウンカイ、スーパーペガサス、オレノココロといったばんえい競馬を代表する名馬が勝利している大一番です。今年はどんなレースになるのでしょうか。

今年の出走予定馬は?

今年の出走予定馬(8月10日時点)は次の通りです。

・メムロボブサップ号(ファン投票1位)
・センゴクエース号(ファン投票2位)
・アオノブラック号(ファン投票3位)
・キタノユウジロウ号(ファン投票4位)
・ブチオ号(ファン投票5位)
・アアモンドグンシン号(ファン投票6位)
・ミノルシャープ号(ファン投票7位)
・メジロゴーリキ号(通算収得賞金)
・マツカゼウンカイ号(通算収得賞金)
・ウンカイタイショウ号(通算収得賞金)

注目はばんえい競馬史上初の6冠馬

注目は、ファン投票1位の歳馬メムロボブサップ。

3歳、4歳でそれぞれ三冠を達成し、ばんえい競馬史上初の6冠馬となりました。直近の3レース連続2着と勝ち切れていませんが、今季、馬券圏外となったのはシーズン初戦の4着だけという安定感。これまで強豪古馬相手に戦ってきた経験は大舞台でこそ生きるはずです。ファンの期待に応えられるか、注目が集まります。

ファン投票2位は、末脚自慢のセンゴクエース。ファン投票1位のメムロボブサップに、直近の2レース連続で勝っています。一戦ごとに着実に良化がうかがえ、現在3連勝中。鈴木騎手とのコンビで4連勝へ向けて期待がかかります。

ファン投票4位のキタノユウジロウは、今年6月の北斗賞を7番人気で勝ち、古馬重賞初制覇となりました。ばんえい競馬の最高峰レース“ばんえい記念”の2着馬ですから、要注目の一頭です。

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楽天競馬(ばんえい十勝)

出典: 楽天競馬

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真夏の夜の頂上決戦、“ばんえいグランプリ”は8月15日(日)20:10発走予定です。

ばんえい競馬を代表するスターホースたちの一戦にぜひご注目ください。

楽天競馬ばんえい十勝応援企画

※8月10日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年度の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)

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