まずいと噂のジンギスカンキャラメル。長く愛されている理由を調べてみた
北海道で有名なお土産『ジンギスカンキャラメル』をご存じですか? 有名な理由は、食べた人がこぞって「まずい!」と言っているから。しかも、メーカーが公式に「まずい」と宣言しています。
なぜ「まずい」と言われ続けながらも販売を続けているのか、『ジンギスカンキャラメル』の秘密に迫るべく、開発・販売元の株式会社 札幌グルメフーズにお話を伺いました。
人気の北海道土産を手がける会社
株式会社 札幌グルメフーズは1989年(平成元年)に設立され、北海道の特産品を活かしたお菓子やお土産を販売してきました。なかでも『夕張メロンキャラメル』は発売から30年間、北海道1番の売上を誇っています。ほかにも『バターキャラメル』が2位、『牛乳キャラメル』が3位を占めるロングセラー商品に。北海道土産として名だたる商品を世に出してきた会社です。
「ジンギスカンキャラメル」誕生秘話
そんな株式会社 札幌グルメフーズが、次なる商品を開発するため、“北海道といえば”という3つの味を候補に挙げました。ラーメン、カニ、そしてジンギスカン。企画検討し、最終的に残ったのが『ジンギスカンキャラメル』で、2005年(平成16年)から販売が開始されました。
驚くべき「まずい」味
北海道グルメとして全国的にも人気のジンギスカンですが、甘いキャラメルを組み合わせた味は想像がしづらいですよね。実はメーカーも“おいしい”ではなく、“まずい”をモットーに販売をスタート。購入者からも「まずい」の声が続出しました。
全国で大ヒット!
そんな珍しいお土産だった『ジンギスカンキャラメル』は、テレビ局の社員さんが北海道から持ち帰ったことがきっかけで、テレビやラジオ番組で紹介され、新聞や雑誌にも掲載されるなど大きな話題に。月間60万個も販売するなど、爆発的ヒットを遂げました。この月間販売記録は、今でも破られていないそうです。
そして今、「まずい」味は根強く愛されていた
発売から10年以上経った今でも根強いファンがおり、現在も販売を続けているそうです。北海道の玄関口ともいえる新千歳空港の店舗や、北海道内のお土産店でも常設にて販売されています。
“まずい”味も発売当時のまま、変わっていません。ブレずに“まずい”味を貫いているからこそ、ずっと愛されているのかもしれませんね。
“まずい”からこそ愛されているジンギスカンキャラメル、北海道に来たらぜひ食べてみてください。今は通販でお取り寄せもできるので、おうちでも味わってみてはいかがでしょうか?
<商品情報>
■商品名称:ジンギスカンキャラメル
■価格(税込):165円 ※送料1,000円~1,500円
■内容量:18粒<会社概要>
■店舗・会社名:株式会社 札幌グルメフーズ
■住所:〒003-0028 北海道札幌市白石区平和通2丁目南6番21号
■電話番号:011-865-0141
【画像】株式会社 札幌グルメフーズ、MIKO、ささざわ / PIXTA(ピクスタ)