情熱の仕事人。EZO CLUBで北海道を元気に!「富山浩樹」
2014年7月、北海道で新たなプロジェクトが始動しました。道民が参加できる様々な活動の場や情報を発信。「EZO CLUB(エゾクラブ)」を立ち上げた富山浩樹さんに、取り組みとそれにかける思いをうかがいました。
「EZO CLUB」を新たなつながりを生むコミュニケーションの場に
富山さんは前職での約9年間の道外勤務を経て、2007年にサッポロドラッグストアーに入社。同社は地域密着の店舗展開を進め、道民から「サツドラ」の愛称で親しまれている道内企業です。富山さんは同社の事業の軸を担うとともに、新たなビジョンを掲げEZO CLUBを設立しました。
「北海道はそれぞれの地域にいろいろな魅力がある反面、もったいないと感じることもたくさんあり、何かカタチにできないだろうかという思いは以前から持っていました。
『自分のまちを元気にしたい』というのは、そこに暮らすみなさん共通の思いです。様々な世代の人、地域、企業、みんなで北海道を盛り上げていけるようなコミュニケーションの場として立ち上げたのがEZO CLUBです」。
EZO CLUBでは、北海道ならではのライフスタイルを提案していくフリーマガジン「エゾクラブマガジン」の発行をはじめ、会員に向けて、スポーツ、文化、まちづくり、ボランティアなど、多彩なクラブ活動やイベントへの参加機会を提供。会員の主体的な活動も広く募集し、その活動をサポートしていくそうです。
「集う場があれば新しいつながりができ、その交流の中から新たな価値が生まれ、地域が元気になっていきます。そのお手伝いをしていくことが私たちの役割です」。
道内限定で利用できるポイントカード「EZOCA」を発行
もうひとつの柱として、北海道共通ポイントカード「EZOCA(エゾカ)」を運営。このポイントカードは、会員が全道のサツドラ店舗をはじめとする加盟各店で、利用料金に応じて“EZOポイント”を貯めて使えたり、協力店でのカード提示で特典サービスを受けたりできるというもの。加盟店は道内に基盤のある企業で、利用も道内限定と「北海道」に徹底してこだわっています。
また、買い物の便利さやお得さを提供するだけではなく、EZO CLUBのクラブ活動などへの参加によるポイントの付与や、会員からポイントを寄付してもらい、北海道・地域の様々な活動に役立ていくことも考えているそうです。
富山さんは、北海道の特に同世代の人たちの活躍が、自身の原動力のひとつになっているといいます。「会社の先頭に立って、『次は自分たちの番だ』という思いで仕事に取り組んでいる方々がたくさんいます。そうした人とつながり、一緒に北海道を元気にしていけたら」と語ります。また、「スタッフ、制作パートナーさん、みんなが同じ熱を持って関われるような環境づくりも自分の仕事」と、現場の人に対しても熱い思いを寄せます。
目標をたずねると、「北海道のみなさんに日常の一部として楽しくEZO CLUBに関わってもらい、このEZO CLUBを北海道共通のプラットフォームにしていくこと。暮らす人も企業も、今よりもっと豊かになるような活動にしていきたいですね」と力を込めます。富山さんの視線は北海道の未来へと向けられています。
※ こちらの記事は2014年に掲載されたものです