
生まれも育ちも湧別 わがまち自慢の「ホタテ」
ぜひ一度は食べていただきたい! ゆうべつ町が誇る「ホタテ」


みなさん、北海道のホタテの産地と言えば、どこをイメージされますか?
ふるさと納税をされている方であれば、湧別町以外の「○○市」や「○○町」をイメージされていませんか?
一言だけ言わせてください。
「ホタテ」と言えば、湧別町であり、うちの「ホタテ」が一番です!!
そのぐらい、我が町のホタテは全国に誇れる特産品です。
湧別の外海ホタテ漁は、”生まれ育てて採るまで”、一貫した生産体制が確立されています。
自己紹介が遅れました、現在ふるさと納税を担当している企画財政課未来づくりグループの片山です。
私が担当しているふるさと納税ですが、今や皆さんにとって聞きなれたワードかなと思います。
この制度について簡単に申し上げますと、自分が選んだ好きな自治体に寄附を行うことで、寄付額のうち2,000円を超える部分について、所得税と住民税の控除を受けることができる寄附制度であり、寄付先の自治体から地域の特産品などの返礼品を受け取ることができる特徴があります。
このふるさと納税制度は、平成20年5月から開始されました。
当時、首都圏への一極集中が進む中で、人やお金が大都市だけに流出してしまうことが懸念されていました。
こうした課題を背景として、国会等における様々な議論がなされ、地域間格差問題の解決策の一つとしてこのふるさと納税が提案されました。
都市部と地方の税収格差を是正し、地方の財源を確保する意図がそこにはありました。つまり、地方創生の一助としてこの制度は始まったのです。
そこから月日は流れ現在に至るわけですが、制度開始初年度である平成20年度の全国の寄附総額は、72億円に留まっていたものの、令和5年度の寄附総額がついに1兆円を突破しました。わずか10年足らずで急速な成長を遂げ、そして、今もなお成長を続けている状況にあります。
ホタテの話から少し脱線してしまいましたが、このふるさと納税制度において湧別町では約250種類の返礼品をご用意しております。その中で湧別町の主力返礼品がホタテになります。
しかしながら、近年では寄附獲得を目的とした自治体間での返礼品競争が過熱しており、湧別町のホタテが加工され、「○○町」のホタテ返礼品、「○○市」のホタテ返礼品となって寄附サイト上に掲載されている現状があります。総務省が定める基準を満たしていれば、ルール上何らこの方法に問題はございませんし、こちらが物申す立場にないことは明白なのですが...
ただ我々としては、湧別町で生まれ育ったホタテは、
”湧別町の返礼品として皆様の手に取っていただきたい”そういうシンプルな思いがあるのが正直なところです。
まだまだ全国的に認知されていない歯痒さ半分、
我々のPRが足りない反省半分、
そんな気持ちでこの記事を書いています。

ですので、
どうか、わがまちが誇るホタテを皆さんにご賞味いただきたく、湧別のホタテが生まれてから、育つまでを詳しくご紹介させていただきます。
①採苗
ホタテは水温が5~8℃になる4月から5月頃に産卵期を迎え、産卵後1週間ぐらいで赤ちゃん状態である幼生(ラーバ)となり海中を浮遊します。
この赤ちゃんを”ちょうちん”と呼ばれる採苗器(ネット状になった袋)に付着させ採取します。



②稚貝の育成
採取された赤ちゃんは、育成用の特別なカゴに入れ、サロマ湖で1年間大事に育てられます。

こうして、1センチにも満たなかったホタテの赤ちゃんは、厳しい冬を乗り越えて1年後には4~5センチ程度の立派な「稚貝」となります。
余談ですが、この稚貝をみそ汁に入れていただくと、本当に良い出汁の効いた美味しいみそ汁になります。筆者も、お裾分けの稚貝を使って、毎年いただいています。

③稚貝の放流
ここからサロマ湖の風物詩「稚貝放流作業」が始まります。
サロマ湖で1年間大事に育てた稚貝を引き上げ、その稚貝をオホーツク海へ放流する「地まき」作業が毎年5月上旬から5月下旬まで行われます。
この期間湧別漁港は、早朝から沢山の稚貝を載せたトラックで活気づきます。
放流期間にオホーツク海へ放流される稚貝の数は、
なんと!! ”2億5千万粒” になります。





④ホタテの漁獲
オホーツク海へ放流された稚貝は、3年後、立派な「ホタテ」へと成長し漁獲され、皆さんの食卓に並ぶことになります。
湧別・常呂・佐呂間の各漁業協同組合は、オホーツク海の漁場を畑のように4つに区切り、1年ごとに海域をずらしながら4年周期でホタテ成貝の漁獲とホタテ稚貝の放流を繰り返す「四輪採制」でホタテ漁業を行っています。
この方法により、効率的なホタテの漁獲と安定した漁獲量の確保が実現されました。





弾力のある食感になります
⑤環境保全の取り組み
漁師や漁業関係者の方々の取り組みは、海や湖だけに留まりません。
豊かな海を次世代につなげるために、湧別漁業協同組合の女性部・青年部を中心として森林の植樹活動と保育活動を積極的に行っています。
森が育まれることにより、川から海へ栄養分を供給し、海の生物が豊かに育つ環境が作り出されます。
また、地球温暖化の原因である温室効果ガス(二酸化炭素など)を吸収することにより、町が推進するゼローカーボン社会の実現にもつながる取り組みとなっています。

⑥最後に
私の説明、淡々と書いている感は否めないですが、ここまで至るまでに湧別のホタテ漁は長い年月をかけ、先人たちの弛まない努力と情熱により築き上げられたものです。そして漁師の方々は、その貴重な恩恵を受け継ぎながら、先人たちが築いた礎を大切にし、次世代に豊かな海を残すために、今もなお惜しみない努力を続けています。
こうした取り組みについては、寄附サイトのページだけでは伝わらない、伝えきれません。
この記事を通じて、どうかご共感と湧別町を応援いただければ幸いです。
最後になりますが、是非!! 湧別町のホタテをご賞味ください!
ご拝読いただきありがとうございました。
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