
何が食べられるかはお楽しみ!? 大自然で味わえる海軍カレーが素敵過ぎた!(美瑛町)
北海道で大人気の観光地、美瑛町。街中ではなく、大自然の中に美味しいカレー屋さんがあります。
そのお店とは『元海軍さんのお店』。店名通りに、店主の東野さんは元海軍でお勤めされていた方。艦艇で36年間、調理人をしていた経験を生かして、退官後2018年にオープンしました。知る人ぞ知る、人気のカレースポットです。
目次
日替わりの海軍カレー!
こちらのお店ではビーフ、ポーク、チキンの三種類のカレーを日替わりで提供しています。その日によって違うので、何が食べられるかは行ってからのお楽しみ。
カレーの他にも『元海軍さんのコロッケ定食』『しょうが焼き定食』『みそ貝焼き定食』も人気。

取材に行った日はビーフとポークの二種類。迷いながらも今回は『ビーフ』(1,230円)をチョイス。特徴的なシルバーのプレートは実際に海軍で使っている物とほぼ同じものを使用しているのだそう。これは気分が上がります!

具がゴロンゴロンとしていてプレートからはみ出そうな位の盛られたカレーの上にはかわいらしい旗が! お子さまランチのようで大人になっても嬉しいですよね。
他にもコロッケ、ゆで卵のサラダ、福神漬け、デザートのオレンジそしてドリンクとなんともボリューミーなセットに。ドリンクはミルクかオレンジジュースで選べます。
ここでしか味わえない海軍カレー!

カレーはスパイスが効いて少し辛め、20種類くらいの隠し味を使っているのだそう。
食べ始めは辛くないけれど食べ進めるとジワジワと美味しい辛さが口の中に広がります。ビーフがしっかりと煮込まれていて柔らく、こりゃ旨い……!
実際の海軍カレーは船によって味が異なるようで、隠し味もそれぞれなんだとか。たくさんの艦艇に乗船した店主が良いとこ取りで作り上げた、まさにここでしか味わえない海軍カレーです!
大湊海軍コロッケ

実は付け合せのビーフコロッケも海軍仕様!
こちらは青森県むつ市大湊地区隊で認定されている『大湊海軍コロッケ』。明治時代から伝わる『海軍割烹術参考書』を基に再現されています。店主の東野さんはこの再現したチームの一員でもあったそうです。
揚げたてでサクサクを超えてザクザクッとした食感。カレーとの相性も抜群です。
なぜ海辺ではなく山の中で海軍カレー?

店主の東野さんは自衛官を退職後、ふるさとの美瑛町へ。実家の農家を引き継ぎ、その場所でお店をはじめる事を決めたそうです。
そのため、プレートに添えられているサラダは自家製! 農薬をほとんど使っていないこだわりの野菜。時期によってはデザートに自家製のカットスイカが付く時もあるそうです。

大自然に溶け込むログハウスの店舗。店内には海軍時代の様々な物が展示されています。
まさかの絶景!あの有名な「親子の木」もお店の敷地内だった

食後、店主の東野さんとお話していると、さらに驚きの事実が。美瑛を代表する観光スポットの一つ、あの有名な『親子の木』が、なんとお店のある東野さんの私有地内にあるというのです!とても広大な敷地でビックリです。
海軍時代や美瑛のお話などを店主の東野さんに聞いてみるのも楽しいですよ!
詳細情報

元海軍さんのお店
住所:北海道上川郡美瑛町美田夕張
電話:090-8907-4051
営業時間:11:00~17:00(無くなり次第終了)
定休日:【5月~10月】水曜日【11月~4月】月曜・火曜・水曜・木曜
北海道Likersライターのひとこと
ずいぶん前ですが、車で日本一周した時に海軍カレーを何度か食べました。地域によってずいぶん違う物で、その土地の名産が盛られていたりと特色があり、どこのカレーも美味しかったです。
しかし、その中でも、この『元海軍さんのお店』のカレーはかなり上位の美味しさ!カレーファンに限らず、自衛隊ファンにもぜひとも食べていただきたい。
取材・撮影・文/も~ちゃ
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。