応援される町で、自分にしかできないことをする。

2025.11.18

ドイツ食肉連盟主催ソーセージコンテストで金賞受賞

サラリーマン人生に一区切りをつけて、大空町に Uターンした國府さん。
「大空町の将来を見据え、自分にできることを日々実行しています。」
そんな國府さんにお話を伺いました。

元々が旧東藻琴村出身で、29 歳の時にUターンしてきました。
戻ってきた時は、すぐに馴染めた気がします。小さい町特有のコミュニケーションの難しさなどは感じませんでした。
明らかに人口が減っていく中で、10 年後にはこの町は無くなるかもしれない。自分が生まれ育った町が無くなる、そんな 危機感がありました。

町の将来について、自分に何ができるかを考えています。
東京のような大きな街は、誰かがいなくなってもあまり影響がありません。ゼロイチは生み出さない人生、多くの物や人の中で、ただ消費している状況が嫌になったんですね。自分がいなくてもなんとかなってるじゃないか、と。

田舎だからできないことは、なにもない。そう思っています。
むしろ、都会よりも個人の活躍の場がある。すぐに即戦力として重宝され、応援される立場になれる。
大きい街の新入社員だと、何年も下積みをさせられると思いますが、ここでは、すぐに中心人物にならなければいけないほど、人材不足。
やりがいのある仕事がしたければ、大空町に来たほうがいい。移住や起業を応援してくれる制度もありますから。
そのほうが、きっと楽しいですよ。

地元にソーセージを作っている人たちが元々はいたんですが、生産が途絶えて 30 年経っていました。
譲ってもらった機材と、北海道畜産公社とのつながりを元に、2006 年にソーセージづくりをはじめました。
始めてみたら大変なこともあり、最初は失敗ばかりでした。

「良い食材、ちゃんとした材料で真面目にちゃんとつくれば大丈夫」と、アドバイスされました。奇をてらったことはしないで、ちゃんと作ること。私自身は、地元の材料で作らないと意味がないと思っています。すべては、ここに来てくれた人への「おもてなしの心」から始まっています。

店舗もオープンし、イベントで販売を始めると、知名度があがりました。SNS で発信して、近隣市町村でも出店しました。それが大変になってきたので、意を決してキッチンカーを作ったんです。
そんな矢先、コロナ渦に…。きつかったですね、コロナが落ち着き、やっと最近、固定のお客さんがつくようになってきました。

「もっと地元のおいしい食材を食べて欲しい」「客観的な評価をもらって、胸を張ってお客様にたべてもらいたい」そんな思いから、今年、初めてソーセージのコンテストに挑戦してみたんです。

—–食肉産業機械国際見本市(IFFA)日本食肉加工コンテスト/ソーセージの本場であるドイツを中心に開かれ、130年の歴史がある。コンテストはドイツ食肉連盟主催で3年に1度、世界の食肉業者が、自慢の逸品でコンテストに挑む—–

「粗挽きポークフランク」と「行者ニンニク入りフランク」を加熱ソーセージ部門に出品、100以上ある評価項目の全てで満点をもらっての、なんと「金賞」を頂きました。
文書で結果を知った時、驚きのあまり『あっ』と声が出ました。これまで、まじめに地道にやってきて、よかったという気持ちになりました。

ソーセージを通じて大空町をPRできたらうれしい。ぜひ、大空町に来て食べてほしい。

大空フーズ
TEL 0152-66-2388
Facebook oozorafoods  
Instagram oozora_foods

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