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濃い~魚介スープがおすすめ!「元製麺会社社員の店主」が腕を振るうラーメン屋(札幌市北区)

札幌市北区篠路に、暖簾から出汁の良い香りを漂わせているラーメン店があります。

店の名は「ラーメンStyle 丸ふ」。『出汁マイスター』が作る渾身の一杯を紹介します。

お客さんに喜んでほしい!理想の一杯を求めてオープンした「ラーメンStyle 丸ふ」

学園都市線篠路駅から徒歩約5分の場所に「ラーメンStyle 丸ふ」が佇んでいます。

店主の藤嶋則夫さんは、約30年間製麺会社で商品開発などを担当していましたが、「ほかにはないラーメンでお客さんに喜んでもらいたい」との想いが募り、50代で脱サラ。2018年10月にお店をオープンしました。

北海道のラーメンは、鶏ガラや豚ガラなどでスープを取るのが一般的ですが、「ラーメンStyle 丸ふ」は魚介出汁が中心です。藤嶋さんは関西に住んでいたことがあり、そこで”出汁文化”の素晴らしさに出会いました。

店をオープンするにあたって「北海道であまり使われていない食材でラーメンを作ろう」と思っていたそうです。食材を知り尽くすために『出汁マイスター』という資格を取得する徹底ぶり。暖簾から良い香りが漂ってくるのも納得です。

スープと麺のこだわり

店名の「丸ふ」には、”篠路の地域と藤嶋(=ふ)とが円で結ばれる”という意味が込められています。それを象徴するように、ラーメンにも丸い麩がのっています。ゴーヤチャンプルーなどにも使われるこの麩は癖がなく、スープをよく吸ってくれることからアクセントに加えたそう。

スープは、サバ出汁に宗田鰹の美味しさをプラスすることで芳醇な旨味を引き出しています。タレは生揚げタイプの濃口醤油を使用。

麺は、これまで培った技術を生かし、北海道産小麦を配合した胚芽入り自家製麺。長めの麺をすすりながら食べるのがおすすめです。

「ラーメンStyle 丸ふ」の絶品メニュー

煮干しと昆布の醤油(白)

煮干出汁をベースに香川県産淡口醤油の美味しさをプラスしています。北海道産小麦配合の自家製麺はしこしこ&つるつる。女性人気ナンバーワンの一杯です。

サバブラック醤油

サバ出汁に宗田鰹の美味しさを合わせた一品。濃口醤油の香り高さと、自家製麺の美味しさがマッチしています。

濃いサバ醤油

「全メニューがおすすめ」というなかで、あえて藤嶋さんに選んでもらった『濃いサバ醤油』をいただきました。

『サバブラック醤油』をベースに、濃厚な白湯スープに仕上げられています。魚粉たっぷりでドロッとしたスープ。期待が高まります。

スープを一口飲むと、衝撃的な美味しさに「んめー、んめー」と叫んでしまいました。

実は「ラーメンStyle 丸ふ」には、以前もラーメン誌の取材で訪れたことがあります。当時は毎日のようにさまざまなラーメン店を取材しましたが、濃厚な出汁のインパクトが強く、忘れられないお店のひとつでした。

久しぶりに食べた藤嶋さんのラーメンは、思った通りの美味しさでした。スープと自家製麺が主張しすぎず、器のなかで美味しさが一体化していました。

50代で脱サラ。仕事は楽しいのが一番

藤嶋さんは52歳のときに「ラーメンStyle 丸ふ」をオープンしました。遅めの脱サラでしたが、「自分が作るラーメンを、たくさんのお客さんに味わってほしかった」と言います。

「50代の脱サラは、誰にでもすすめられることではありません。私のやりがいは、ラーメンを作ってお客さんに喜んでもらうことだけ。”美味しかった””また来たい”と言ってもらえると、つらさも苦労も吹っ飛んでしまいます」

 

現在のメニューは、醤油味と味噌味のみですが、いずれはキンキ(きちじ)を使った塩ラーメンを作ってみたいそう。

ラーメンは進化を続けても、もてなしの心は変わらない。「ラーメンStyle 丸ふ」は、身体も心もあたたかくなるお店でした。

<店舗情報>
■ラーメンStyle 丸ふ
■住所:北海道札幌市北区篠路3条5丁目7-1
■電話番号:080-9551-0095
⇒営業時間など詳細はこちら

【画像】ラーメンStyle 丸ふ

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