びっくりドンキー

本当は教えたくない…!「びっくりドンキー」で地元民が注文する絶品サイドメニュー<編集部のおすすめ2022>

“北海道を愛する人”に向けて、北海道の食や文化、人の魅力を発信している『北海道Likers』。今年もご愛顧いただきありがとうございました!

2022年、『北海道Likers』では実に800本以上の記事を配信してきました。そのなかで、今年とくに人気だった記事を『編集部のおすすめ2022』としてランキング形式でお届けします。

第4位に続き、今回は第3位のご紹介です。

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本当は教えたくない…!「びっくりドンキー」で地元民が注文する絶品サイドメニュー

「びっくりドンキー」は、ハンバーグを箸で食べる独自スタイルが特徴的なハンバーグレストランです。全国45都道府県で店舗を展開し、地方によって「ドンキー」や、「びくドン」の愛称で親しまれています。ハンバーグ以外にもサイドメニューも豊富。なかでも人気の和風ソースを使った“箱舟シリーズ”をいただきました。

盛岡市でハンバーガーショップとして産声を上げる

1968年12月、岩手県盛岡市に創業店「ハンバーガーとサラダの店・べる」がオープンしました。日本初のハンバーガーチェーンといわれる「ドムドムハンバーガー」(1970年、ダイエー原町田店開業)や、「日本マクドナルド」(1971年、銀座店開業)よりも早く、創業者・庄司昭夫さんの先見性に驚かされます。

1972年、主力メニューをハンバーグに転換した「ベル大通店」をオープン。ハンバーグ・パン・野菜が一つになったハンバーガーに対して、ハンバーグ・ごはん・サラダを丸い木製プレートに盛り付けるディッシュメニューが考案されました。

独創的な店舗はスタッフ総出で内装を手掛けていたころの名残。“ぬくもりを感じるお店づくり”は、現在も受け継がれています。

魅惑のサイドメニュー「箱舟シリーズ」

「びっくりドンキー」はサイドメニューも豊富です。ソフトクリームやパフェなどのスイーツ、自社工場「小樽ビール醸造所」で作ったオリジナルビールなど、多彩なバリエーションを揃えています。

なかでも異彩を放っているのが、『イカの箱舟』『ブロッコリーの箱舟』『コーンの小さな箱舟』の、“箱舟トリオ”です。広報の渡邊大介さんに話を伺いました。

びっくりドンキーと共に歴史を歩むロングセラー!「イカの箱舟」

「ゲソを取り除いたスルメイカまたはアルゼンチンマツイカに、オリジナル和風ソースをかけて焼き上げています」と渡邊さん。

ひとくち頬張ると、ソースの旨味、イカの甘み、マヨネーズの酸味が一体となり、ハーモニーを奏でているよう。マヨネーズとも相性が良く、ご飯にも、ビールのつまみにも最適です。

ビタミンCたっぷり!「ブロッコリーの箱舟」

「『“イカの箱舟”を超える商品を作りたい』と試行錯誤を重ねて2019年に誕生しました。ブロッコリーを素揚げすることで水っぽさを抜き、香ばしく生姜の風味が香る特製醤油だれとマヨ風ソースに合うように仕上げています」

成人は1日に100mgのビタミンCを摂取することが推奨されています。ブロッコリーに含まれるビタミンCは100gあたり140mgと豊富。体の酸化防止、コラーゲンの生成促進などの効果が期待できるといわれています。おいしくて健康的。『ブロッコリーの箱舟』を注文しない理由はありませんね。

小粒ながらパンチが効いた本格派「コーンの小さな箱舟」

「『コーンの小さな箱舟』は2021年に販売を開始しました。オリジナル和風ソースを使用し、オーブンで焼き上げることで旨味を閉じ込め、香ばしさを引き出しています」

噛みしめるたびに、甘みとマヨネーズの酸味が交わり、旨さがはじけます。小さいながら侮れない本格派サイドメニューです。

料理を提供し続けるために、企業は何をするべきか?

地球温暖化が原因とされる異常気象によって、食糧事情はいま大きな局面を迎えています。海水温度の変化などによってイカの漁獲量は激減。国内のスルメイカの水揚げ量は、5年間で3分の1まで落ち込んでいます(2015~2020年次)。

「『イカの箱舟』は、30年以上前から人気のロングセラー商品ですが、近年では貴重な食材になっています」と、渡邊さんはいいます。

びっくりドンキーチェーン本部の「株式会社アレフ(本社:北海道札幌市)」では、「食と安全・安心を、自然と農業と環境から」をスローガンに、1996年に生ごみリサイクルの研究に着手。店舗で発生した食材の残りや食べ残しから堆肥を作るなど、いち早く食品ロスやゴミの削減、省エネなどにも取り組んでいます。今回訪問したひばりヶ丘店でも、1998年から生ごみ処理機が設置されているそうです。

 

店舗には創業時から大切にしている「小さな店であることを恥じることはないよ。その小さなあなたの店に人の心の美しさを一杯に満たそうよ」という言葉が掲げられています。ロバのように愛らしく、時には意外なメニューを提供する「びっくりドンキー」。“箱舟シリーズ”の美味しさに驚きますよ。

【参考】
日本人の食事摂取基準(2020年版) / 「日本人の食事摂取基準」策定検討会

栄養成分別野菜ランキング / 独立行政法人 農畜産業振興機構
令和3年漁業・養殖業生産統計 / 農林水産省

【取材協力・画像】株式会社アレフ

※元記事:本当は教えたくない…!「びっくりドンキー」で地元民が注文する絶品サイドメニュー
※内容は元記事掲載時(2022年11月)の情報です。

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