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牛の魅力が“ギュウ”っと詰まった2日間!“モ~”っと知りたい酪農DX!

【北海道移住ドラフト会議とは?】
移住やUターンを検討している方(選手)を北海道のおもしろい・元気な自治体や企業(球団)が指名し、交渉権を獲得する移住マッチングイベントです。選手、球団、見学者も含めた参加者全員で「人が、北海道を動かす」をテーマに交流し、新たな出会いも創造します。北海道移住ドラフト会議参加球団と選手が協力して、各地からレポートをお届けします!

https://hokkaidoiju.com/

北海道ドラフト会議で「株式会社ファームノート」から指名を頂いた3人が1泊2日で北海道中標津町にあるファームノート自社牧場の見学に行ってきました!このレポートでは、酪農未経験の3人が見学して感じたことをありのまま綴っていきます。

牧場について

ファームノートの自社牧場(ファームノートデーリィプラットフォーム)は、中標津町という酪農の町にあり、町で長年酪農をされている「希望農場」さんの協力のもと運営されています。まずは「希望農場」の見学をさせていただきました。早速中を見てみると、ファームノートのシステム&大規模な機械導入により、約400頭の牛の搾乳を1人だけで管理する体制を実現していて、従業員も新規就農者がほとんどという、未経験者でも扱える最先端酪農の凄さを感じました。

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ファームノート提携先の「希望農場」さんも見学させていただきました。 出典: 北海道移住ドラフト会議

ファームノートグループについて

ファームノートでは牛に”Farmnote Color”という端末を付け、健康管理や発情期の検知や反芻(はんすう)といった、牛のライフサイクルを管理する上で見逃せない情報をスマホで一括管理できるサービスや、遺伝子検査サービスなどを展開。ファームノートデーリィプラットフォームの自社牧場は、開発したシステムを実験する上でも重要な役割を担っています。

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牛さんの首回りについているのが牛向けウェアラブルデバイスの「Farmnote Color」 出典: 北海道移住ドラフト会議

酪農DXについて

酪農界では、高齢化や担い手不足という問題や環境の側面から牛の生産を縮小する動きが出ています。この問題に一石を投じるのが「DX」で、ファームノートは酪農×DXで従来の酪農のやり方を見直し酪農界を変えようとしている、と見学を通して感じました!その理由は主に2つあります。

①ヒトの働き方の選択肢を広げているから

日本の牛頭数はさほど変わってませんが、牧場数が減っていて酪農家の負担が増えているのが現実です。その中でも、ファームノートは新規就農者でも酪農に携わるハードルを下げています。実際訪問した牧場では若手や新人の活躍が目立ち、誰でも酪農にチャレンジできると実感しました。

②牛の幸せな生き方を考えているから

日本は1頭あたりの生涯乳量が少ないそうです。加えて牛から出るメタンガスが環境負荷になると問題視されています。ですが、牛乳や牛肉を必要としている人は必ずいて、ただ減らせばいいものではありません。そこで1頭の生産性を高めることで、牛から見ても毎日の安定した搾乳やライフサイクルの維持や病気を防ぎ、牛の健やかな生活を守ることにつながります。ファームノートはまさに牛とヒトのこれからの生き方を模索しています。牧場の方が「ファームノートを取り入れて機械任せになるのではなく、むしろ牛を『見る』ようになった」と言っていて、牛への向き合い方も変化しているのが印象的でした。

参加者の感想

しゅうや

社会課題に対してどんなサービスを実現できるか常に研究し事業化し広げていく、という会社の動き方が勉強になりました。優秀な技術者や意欲の高い若手がもっとファームノートに入社して活躍すれば、日本・アジアの酪農DXはさらに推進できると感じたので、何かしらの形で支えて行きたいです!

あかり

私たちは何かしら毎日口にしている牛乳・バター・生クリーム・ヨーグルト・アイスクリームがどこからやってくるのか、知らなすぎる。牛たちがどんな環境で飼育されて一生を過ごすのか、酪農家にならなくても「知る」ことは大切だと思います。ファームノートのMissin/Visionと共に、酪農の現状や描いてる世界を、広く伝えていけるコンテンツを生むお手伝いをしていきたいと思いました!

なおこ

牛の優しい眼差しを見て、命の価値について改めて考えさせられました。知と情熱で酪農の新しい未来を考えるファームノートさんをますます応援したくなりました!

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ファームノートの自社牧場の中も見学させていただきました! 出典: 北海道移住ドラフト会議

まとめ

今後は“ファームノートアンバサダー”として、酪農の楽しさやリアルを発信できるように関わって行こう!とミーティングで決定しました。3人ともドラフト会議に参加するだけでなく、アウトプットして次に繋げたいという決意の牧場見学となりました。

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ミーティングの様子。それぞれ意見を出し合っています! 出典: 北海道移住ドラフト会議

おまけ

★今回3人が泊まった宿は「Ushiyado」という酪農家の方が運営するゲストハウス。中標津産の牛乳が飲み放題で、館内は牛のインテリアや本がたくさんあり、見学を前に酪農の町ならではの時間を過ごしました。お手頃な価格で泊まれるのでとってもおすすめです!

★牧場見学の後は、希望農場さんの自社牧場のミルク、自家栽培のあずき、小麦を使ったコーンのソフトクリームを頂きました感動。材料ぜんぶが自給…北海道凄すぎです。

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大晴天と広大な牧場で次のステップへ決意の1枚! 出典: 北海道移住ドラフト会議

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