「スポーツを通して北海道に恩返しがしたい」道外企業が新興道産子チームを応援するワケ

2016年に札幌を中心に活動する男子バレーボールチームとして発足した『Safilva(サフィルヴァ)北海道』。2022年4月に新方針を打ち出し、個人や企業がクラブ経営に参画できる世界初の「クラブ経営3.0」を導入しました。

2022年度よりプラチナパートナーに加わったのが、東京に本社を置く株式会社パラソル。企業に金融関連のサービスを提供する会社です。一般的に消費者に向けたPRを目的としスポーツチームを支援する企業も多い中、なぜパートナーシップを結ぶに至ったのでしょうか。道外のBtoB企業が札幌のスポーツチームを応援する理由や、今後の両者の展望について田浦航社長に伺いました。

田浦航(たうら・わたる)。1980年生まれ。東京都出身。青山学院大学経済学部経済学科を卒業後、2005年に「みずほインベスターズ証券(当時)」に入社。2016年7月にIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に転身。2021年3月に「資産運用」「保険」「相続」「M&A」など、多岐にわたって事業を展開する「株式会社パラソル」を創業、同社の代表取締役に就任した。

「北海道」がキーワードとなり、二人を結びつける

田浦航社長

今回の取材はオンラインで行いました。 出典: 北海道Likers

北海道Likers編集部:『Safilva北海道』との出会いを教えてください。

田浦さん:北海道は弊社のお客様が多いエリアです。特に釧路には毎月一度は足を運んでいます。そのような繋がりから、お客様でもあり友人と呼べる方から「札幌に田浦さんと相性がよさそうな人がいるよ」と、『Safilva北海道』の三木智弘代表を紹介されました。

北海道Likers編集部:“北海道”が、お二人を結ぶキーワードになったのですね。

田浦さん:最初はリモートでお話させていただきましたが、私はパソコンが苦手なうえに、画面を通して話すと上手くしゃべれません。それで「画面上ではなく、一度お会いしましょう」と、お願いしました。

北海道Likers編集部:実際にお会いした三木さんに、どのような印象を受けましたか。

田浦さん:現役の東大生で、若いながら大きな志を持っていると感じました。

「必ず成功するだろう」三木さんへの想い

三木さん(左)と田浦さん(右) 出典: スポーツネーション

北海道Likers編集部:『Safilva北海道』とパートナーシップを結ばれる1年前から三木さんに出資していますね。

田浦さん:三木さんが経営する株式会社スポーツネーションに出資させていただきました。「スポーツで社会を良くしたい」という心意気に胸を打たれ、意気投合しました。

北海道Likers編集部:何が決め手になり、未知数の三木さんへの出資を決意したのですか。

田浦さん:業績資料をもって「右肩上がりに成長しています」のような説明をされても私の心には響きません。その方の行動や信念が伝わってくるかどうか、人物的評価に左右されるところが大きいです。

北海道Likers編集部:三木さんには心が揺さぶれるエナジーを感じたのですか。

田浦さん:三木さんの生き様や行動力から「この方ならば、必ず成功を掴み取るだろう」という熱意が伝わってきました。またスタッフの中に敏腕営業マンがおり、「彼らと一緒に仕事をしたい」という気持ちになったのも大きな理由です。

地域や経済を支える志に心を打たれ、プラチナスポンサーに参画

北海道Likers編集部:さらに2022年には、『Safilva北海道』のプラチナスポンサーになっていますね。

田浦さん:三木さんたちとの親交を深める中で『Safilva北海道』のスポンサー募集の話を聞き、「北海道に恩返しがしたい」との想いも込めてプラチナパートナーになりました。

北海道Likers編集部:田浦さんもバレーボールに興味があったのですか。

田浦さん:体が貧弱なのでスポーツは得意ではありません。唯一のスポーツ経験はトランポリンです。高みを目指すのが好きなので、高くジャンプするバレーボールと相性がいいのではないでしょうか(笑)

冗談はさておき、三木さんの“スポーツによって地域や経済を変えていく志”に心を打たれて、競技を問わず出資したいと思いました。

パートナーシップは、様々な場面でメリットをもたらす

北海道Likers編集部:『Safilva北海道』とパートナーシップを結んだことで、双方にどのような効果が表れていますか。

田浦さん:『Safilva北海道』のプラットホーム『スポつく』を通じて、多くの方々に私たちの事業を知っていただくきっかけが作れました。

北海道Likers編集部:『Safilva北海道』のスポンサーであることが名刺代わりになり、個人や企業など、新しいお客さんと繋がる機会が増えていきますね。

田浦さん:こうしたメリットを広めることにより、もっと多くの個人や企業が『Safilva北海道』を支援してくれることを望んでいます。

多くのアスリートが競技に打ち込めるようサポートしたい

北海道Likers編集部:ワクワクするような夢が広がりますが、今後のビジョンをお聞かせください。

田浦さん:スポーツ支援の基盤を築き、次のステップとして、アスリート向けの資産運用サービスを展開したいと考えています。

北海道Likers編集部:スポーツ界全般を視野に入れているのですか。

田浦さん:海外の場合、エージェントが資産管理からイメージ戦略まで担い、アスリートが安心して競技に向き合える環境が用意されていますが、日本ではそれが構築されていません。私たちは引退後も見据えたサービスを目指しています。

北海道Likers編集部:『Safilva北海道』をサポートしている企業であれば信頼性も高まりますね。

田浦さん:「お金を増やす、お金管理をする」という観点だけでは受け入れてもらえないと思うので、Safilva北海道のパートナーや、北海道へ貢献して実績を積んでいきたいです。

 

―――プロスポーツとパートナーシップを結ぶ企業は、地場企業の地域貢献であったり、企業または商品のイメージ戦略が一般的ですが、田浦さんの話を伺い、新たな地域貢献、あるいはプラットホームを活用した集客効果があることが分かりました。相互の力を発揮しながら、これまでにないサービスを作り出す株式会社パラソル。今後の展開が楽しみです。

【画像】株式会社パラソル提供、ホーリ / PIXTA(ピクスタ)

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