浦口宏之さん

「ここでしかできない体験を」自然や食の魅力を伝え笑顔の輪を広げる。株式会社ブルーツーリズム北海道・浦口宏之

『Safilva(サフィルヴァ)北海道』は、札幌に拠点を置く男子バレーボールチームです。2020年にV2リーグへの昇格を果たし、さらに上のステージであるV1リーグを目指して挑戦を続けています。

その挑戦を支援している企業のひとつに株式会社ブルーツーリズム北海道があります。

今回は代表の浦口宏之さんに、北海道におけるブルーツーリズム*にかける想いや『Safilva北海道』を支援している理由などについて伺いました。

*釣り体験や水産加工体験などをはじめとした、地域の水産資源、水辺のアクティビティの価値を再発掘する旅行のスタイル・種類(引用元:株式会社ブルーツーリズム北海道HP)

浦口宏之(うらぐち・ひろゆき)。1962年、岩内郡共和町生まれ。株式会社ブルーツーリズム北海道代表。道内大手旅行代理店を経て独立。2013年に地域密着型のブルーツーリズム事業を展開する株式会社ブルーツーリズム北海道を設立。2018年には札幌二条市場内にある海鮮料理店『海鮮丼屋 小熊商店』の経営を開始。食と自然の魅力を伝える観光の発展を目指す。

ブルーツーリズムをベースに、着地型観光を企画提案

北海道Likersライター都良(TORA):株式会社ブルーツーリズム北海道の事業内容について教えてください。

今回の取材はオンラインで行いました。 出典: 北海道Likers

浦口さん:私たちは2つの事業を行っています。1つ目は旅行会社。従来は、北海道から道外や海外に行く“発地型”といわれる観光が主流でした。現在、株式会社ブルーツーリズム北海道が行っているのは“着地型”。道外や海外から北海道への旅行を、地元の旅行会社として企画しています。

2つ目は、札幌の二条市場で海鮮丼などを提供する海鮮料理店『海鮮丼屋 小熊商店』の経営です。加えて、これは私個人での仕事になりますが、何十年も旅行業界にいる経験を活かして専門学校の観光学科で講師をしています。

北海道Likersライター都良(TORA):旅行業に長く携わっていたというお話ですが、スタートはどんなところからだったのですか。

浦口さん:旅行業は、もう35年以上になります。大学を卒業後、地元大手の旅行会社に勤めていました。しかし、今から12年前ぐらい前に、その旅行会社が無くなってしまい、それをきっかけに独立をして会社を立ち上げました。

北海道Likersライター都良(TORA):社名にあるように釣り体験や水産加工体験をはじめとする“ブルーツーリズム”をベースにした旅行を主に扱っておられるのですね。

浦口さん:おっしゃる通り、海に関わる観光の仕事を多くしています。私は「百川学海(ひゃくせんがっかい)」という言葉が好きです。すべての川は大海を目指して流れていくことから、“どんな人でも学び続ければ、いつかは大道を知ることができる”という意味です。北海道という地で育ち抱いた海に対する憧れや、海に関わる仕事をずっとやりたいという思いから、“ブルー”という言葉を社名につけてスタートしました。

自然を守りながら、地元ならではの体験を

北海道Likersライター都良(TORA):新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響もあり、観光客の方が減っている一方で、ここ数年は“釣りブーム”だと聞きます。

浦口さん:最近は“アドベンチャートラベル”といわれる、アウトドアアクティビティを楽しむ旅のスタイルが流行っています。釣りもその中の1つです。北海道の大自然を見てもらうと同時に、普段なかなかできない体験をしてもらうのがアドベンチャートラベルのポイントです。

漁船釣り体験の様子

漁船釣り体験の様子 出典: ブルーツーリズム北海道

ウニむき体験の様子

水産体験としてウニむき体験も 出典: ブルーツーリズム北海道

航空券や宿泊先の手配という旅行会社が昔からやってきた仕事は、インターネット社会になり個人でも気軽にできるようになりました。我々のような“地域に根差した旅行会社ができること何だろう”と考えた時に、地元の人が身近に楽しんできたものをアレンジして提案しようと考え、体験型観光の事業を始めました。

厳寒のワカサギ釣り体験

厳寒の中で楽しむワカサギ釣り体験 出典: ブルーツーリズム北海道

たとえば、弊社で氷上ワカサギ釣り体験が旅行商品化されたのは10年ほど前です。地元の方が趣味として楽しんでいた釣りが、旅行商品になるとは当時あまり考えられていませんでした。しかし、いまや北海道の冬のアクティビティとして人気ナンバーワンといっても過言ではありません。

北海道Likersライター都良(TORA):コロナ禍でお客様の層に変化はありますか。

浦口さん:例年ですと海外を含めて道外のお客様が圧倒的に多いのですが、コロナ禍以降はそういった方々が少なくなりました。現在は北海道内の方にたくさん利用していただいています。

北海道Likersライター都良(TORA):ここ数年の釣りブームで、よく言われるのが釣り人のマナーですが、浦口さんはどのようにお考えですか。

浦口さん:当社のツアーに参加されるのは、釣りをするのが初めてという方が比較的多いんですね。そんなみなさんをネイチャーガイドとしてご案内しますので、自然を守りながらアクティビティを楽しむためにすべきことをお伝えするのが我々の使命だと思っています。

「笑顔の輪を広げたい」理念に共感

北海道Likersライター都良(TORA):ここで『Safilva北海道』についてお話を伺いたいのですが、同チームを支援することになったきっかけはなんですか。

浦口さん:私が旅行会社を設立してからお取引いただいていたお客様に中に、新生『Safilva北海道』のGMに就任された小高政利さんがいらっしゃいました。そのつながりから試合で全国に遠征する際の経費負担の軽減について相談をいただき、サポートすることになったのがきっかけです。

『Safilva北海道』の掲げる理念は「スポーツで笑顔の輪を」。我々も旅行や美味しい物を食べてもらうことで、笑顔の輪を広げていくのが事業の基本です。そう考えると『Safilva北海道』がやっていることと我々がやっていることは、一見違う事業ですが“笑顔を作る”という点で同じだなと感じました。今後もサポートしていきたいと思っています。

―――『Safilva北海道』が理念として掲げる「スポーツで笑顔の輪を」に共感し、同チームをサポートする株式会社ブルーツーリズム北海道。代表の浦口さんは、スポーツと観光を結び付けられるものがないかと考えているようです。今後、北海道の魅力とスポーツの魅力を一緒に楽しめるような新たな旅行商品が登場するのが楽しみです。

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