株式会社創伸建設・岡田吉伸。「継続で価値が生まれる」北海道の地で取り組むまちづくり

札幌に拠点をおき、V2リーグに所属する男子バレーボールチーム『Safilva(サフィルヴァ)北海道』。同チームを支援する企業の一つに、株式会社創伸建設があります。

同社の企業理念は「ホンモノを創る」。代表取締役である岡田さんは、『Safilva北海道』の廃校を活用したまちづくりの構想に共感し、建設業としての使命感に駆られて応援しているといいます。今回はそんな岡田さんに、同社の事業やまちづくりへの想いについて伺いました。

岡⽥吉伸(おかだ・よしのぶ)。株式会社創伸建設代表取締役社長。1981年生まれ、札幌市出身。大手ゼネコンへの勤務を経て、2020年に同社の代表取締役に就任。

企業理念は「ホンモノを創る」

今回の取材はオンラインで行いました

北海道Likersライター都良:株式会社創伸建設の事業内容を教えてください。

岡田さん:建設の中でも、木造の新築住宅以外をやる……というのが一番簡単な説明になります。ホテルや工場、ビル、営業所など民間の建物の建築工事一式を請負う、“ゼネコン”といわれる仕事が弊社のメインとなる事業です。

北海道Likersライター都良:会社の設立が1990年とのことですが、お父さまが創業されたのですか。

岡田さん:そうです。父が会社を設立して、2年前に私が事業を承継して社長となりました。それまでは大手ゼネコンに15年間勤めていました。そのときの経験が大きく、札幌に戻ってきてからは品質管理の弊社独自のスタンダードやフローチャートを作るなど自分なりに整理して、今の会社の事業に活かしています。

北海道Likersライター都良:今のお話で“品質”という言葉がありました。そこにも通じると思うのですが、株式会社創伸建設の仕事へのこだわりについてお聞かせください。

岡田さん:創伸建設の企業理念は「ホンモノを創る」です。極力シンプルにして、当社の社員はもちろん下請けの方々、協力会社さんとも想いを共有したいと考えて決めました。

建物が造られる際、周囲が囲われていて外からは見えないので、中でどんな仕事をしているのか皆さんよくわからないですよね。建築には、法律で決められたルールや基準などがいっぱいあります。それを守るのが当たり前なんですが、守っていない会社も存在するようで、すごく残念な気持ちになります。

品質も安全も“当たり前のことを当たり前にやる”。それを踏まえて、自分たちは“ホンモノ”の仕事をすることをこだわりにしています。

次の世代に残すことが業界の使命

北海道Likersライター都良:株式会社創伸建設のホームページを拝見すると、トップページに「想いを創る、想い出を再創する。」という言葉がありますね。

岡田さん:日本はこれまで、建物を造っては壊し、造っては壊し……を繰り返してきました。歴史的な建造物への想いが、あまりにも足りないのではないかと思っています。

ヨーロッパには数百年前の建物がたくさん残されています。それってすごいことじゃないですか。そうした建物が存在するだけで、観光客が呼べるんですよね。私は「継続することによって価値が生まれる」と思っていて、“再創”という言葉を会社のスローガンに入れています。

北海道Likersライター都良:未来に残すという意味ではつながっていると思うのですが、子ども向けの現場見学会を開催したり、子ども食堂の応援をされていたりするんですね。

岡田さん:次の世代を担う子どもたちって、我々の財産じゃないですか。我々が子どもたちにつなげるということをしないと、我々の仕事も“まち”も残らないと思うんです。

子ども向けの現場見学会は、我々の業界に少しでも興味を持ってもらえたらという想いで企画したのですが、お子さんはもちろん、お父さんお母さんもすごく喜んでくれました。他の会社や札幌市からも評価いただけて、これからも開催したいと思っています。

まちづくり構想に共感し応援

北海道Likersライター都良:ここで『Safilva北海道』についてのお話を伺いたいのですが、同チームを支援する理由を教えていただけますか。

岡田さん:『Safilva北海道』の取り組みに共感したことが支援のきっかけです。『Safilva北海道』はバレーボールチームとしての活動以外に、まちづくりにも取り組んでいます。廃校の活用などを通じて、誰もが「住みたい」「仕事がしたい」と思える新しいまちづくりを行い、地域経済の活性化を目指すというものです。「これは我々建設業の仕事だ。我々が応援しないで誰が応援するのか」と、勝手に使命感に駆られて応援させていただいています。

北海道Likersライター都良:そんな『Safilva北海道』と同じく北海道札幌の地を拠点とする岡田さん。最後になりますが、今後どのように札幌や北海道を盛り上げていきたいと思っていますか。

岡田さん:札幌市内には豊平川が流れています。世界的に見ても札幌のような人口約200万の大都市の中に、豊平川のような素敵な川が流れているところはないと思うんです。しかし、その豊平川が今は全然活用されていません。まちづくりにかかわる者としては豊平川をもっと活用して、まちを活性化する取り組みを進めていきたく、すでに動き始めているところです。

また北海道全体でいうと、道内各地に古いレンガ造りの倉庫や建物がたくさんあります。それを我々でリノベーションして新しい価値を創り出し、道内の歴史的な建物を巡る観光で人が呼べたらいいと思っています。

――――廃校を利用したまちづくりに取り組む『Safilva北海道』の想いに共感し、同チームを応援する創伸建設。北海道を盛り上げるべく活動する両者の今後に、ますますの期待が膨らみます。

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